雨池から1時間25分かかって麦草峠に戻ってきました。峠の草原には色とりどりの高山植物が咲いていました。
10分ほど休んで白駒池へ向かいます。鹿除けの柵を過ぎると、丸山を越えて高見石へ登る道と分かれます。
しばらく樹林帯を進みます。黒曜の森の説明板がありました。この辺りでは黒曜石が取れます。
タイトル
八ヶ岳 2,899m 

「広濶な裾野、鬱然とした森林、そして三千米に近い岩の頂―という変化のあるコースは、初心の登山者を堪能させる。しかもその頂上からの放射線状の展望は、天下一品である。どちらを眺めても、眼の下には豊かな裾が拡がり、その果てを限ってすべての山々が見渡せる。すべての山々? 誇張ではない。本州中部でこの頂上から見落とされる山は殆んどないと言っていい。」日本百名山から

麦草峠から20分ほど歩き国道への分岐を過ぎると大きな岩を辿るように木道を整備した白駒の奥庭に出ます。以前はなかった道だと思いますが、なかなかに雰囲気のある良い景色です。
10分もかからずに国道の白駒池駐車場からの道と合流します。ここからは、何度も来た見慣れた道です。
2018.7.17(火)
新宿駅8:00---(JR特急スーパーあずさ5号)---10:06茅野駅10:25---(アルピコ交通)---11:29麦草峠(昼食)12:25……13:40雨池13:50……15:15麦草峠15:25……16:05白駒荘
2018.7.18(水)
白駒荘7:25……8:15高見石9:15……10:15中山展望台10:30……10:39中山……11:10中山峠……11:19黒百合平(昼食)12:00……12:58唐沢鉱泉分岐……13:26八方台分岐……14:35渋の湯15:00---(アルピコ交通)---15:51茅野駅(入浴・反省会)19:05---( JR特急スーパーあずさ32号)---21:06新宿駅
スギゴケとコバノイチヤクソウ

ヤマハハコ

ハナチダケサシ

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キバナノヤマオダマキとハクサンフウロ

ネバリノギラン

クリンソウ

7時25分に白駒荘を出発しました。
道端にはゴゼンタチバナがたくさん咲いていました。
ゴロゴロの急登を登り、50分ほどで高見石小屋に着きました。
5時前には空が明るくなってきました。寝不足気味でしたが起き出して、日の出前の白駒池を見に外に出ました。なかなか美しい眺めでした。
朝食は6時30分からです。
しかし、白駒池までの道はほとんど木で整備されていて、ハイヒールでも歩けそうな状態でした。小百合さんの影響でしょうか。
苔は若干減ってい居るように思われましたが、元気なのもありました。
大河原峠林道から15分ほどかかって雨池南岸に着きました。
雨池は水を満々とたたえていました。茶臼山〜縞枯山〜北横岳の山々が連なります。眺めていると、とてもゆったりとした気分になります。
当初は雨池を一周する予定でしたが、雨池までの時間がかかりすぎたので、八柱山分岐で引き返すことにしました。
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最後の下りです。みんな足がよれてきました。
渋川に下りました。全員無事に下ることができました。古希万歳!
14時35分、渋温泉に着きました。15時発のバスに間に合いホッとしました。茅野駅前のステーションホテルで入浴し、駅前のそば茶屋で反省会をしましたが、我慢していた分、最初の生ビールが最高でした。
12時に渋の湯に向かって下山を開始しました。岩がゴロゴロとした道は、軽登山靴のメンバーには歩きづらかったようです。
黒百合平から1時間ほどで唐沢鉱泉分岐に着きました。
さらに25分ほどで八方台分岐に着きました。
天狗岳の向こうに硫黄岳と火口が見てきました。南八の荒々しい様子が分かります。
中山から30分ほどで中山峠に着きました。正月に雪の中を稲子湯〜しらびそ小屋から登ったのを思い出しました。
中山峠から10分ほどで、黒百合ヒュッテに着きました。当初は天狗の奥庭で昼食の予定でしたが、小屋の前の日影を探して昼食を摂りました。小屋で買ったアイスクリームが美味かった。
中山を少し下ると、にゅうが見てきました。
稲子岳としらびそ小屋方面の眺めです。
高見石小屋から1時間ほどで中山展望台に着きました。広々として展望が開けた気持ちの良いところです。右手には縞枯山の向こうに蓼科山が見えています。
左手には、天狗岳と遠く中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳などのパノラマをゆっくりと楽しむことができました。
中山展望台から10分ほどで中山(2496m)に着きました。今回の山行の最高峰です。展望はありません。
久しぶりの高見石ですが、ゴツゴツとした岩を登って白駒池が眼下に見えると、やっぱり感動します。浅間山も雲の上に見えていました。
蓼科山の稜線の向こうには、常念岳あたりでしょうか、遠く北アルプスの峰々が見えていました。
下の写真は、高見石からのパノラマです。蓼科山までの北八が一望できます。遠くに浅間山も見えています。
次の写真は、反対側のパノラマで、中山です。
白駒池湖畔のバイケイソウです。
麦草峠から40分かかって白駒荘に着きました。白駒荘の前にハクサンシャクナゲが咲いていました。
6時から夕食です。小屋の雰囲気が以前とはだいぶ違っていて、消灯時間の9時も守られず、山小屋というよりは、観光ペンションのようでした。時代でしょうか。しかし、湖畔で見る星空は素晴らしく、十分に山の一夜を楽しみました。
国道から雨池に向けて林の中に入っていきます。
以前に比べると、道が良く整備されている感じです。
1時間ほど歩くと大河原峠林道(以前は林道大石川線と言っていました。)に出会います。ここから雨池まではもうすぐです。
天気に恵まれ、麦草峠からは青空に茶臼山がくっきりと眺められます。
麦草峠の四阿で昼食を摂りました。
昼食後、麦草峠の裏に整備された駐車場の公衆トイレでトイレを済ませ、足回りを整えました。
数十年ぶりの八ヶ岳でした。古希メンバー8人での山行は、なかなか厳しいものがありました。
アルピコ交通バスで麦草峠に着きました。麦草ヒュッテは、以前に泊まった時と変わらず、とても懐かしく感じました。