読了:2004.6以前
レビュー:2004.XX.XX
■だんだんあなたが遠くなる / 唯川恵 (幻冬社文庫)
OL時代の手痛い失恋をきっかけに、「自分の足で立つ」ような生き方を選んだ萩。
要司と出会ったのは、仕事で行った予備校だった。
友情のような愛情を温かく育ててきた2人。
そんな萩の元へ、高校時代からの友人いづみが訪れるが、いづみの様子が何かおかしい・・・。
タイトルがまず切ないですよね。
んでもって、話がもう・・・温かくって優しくってせつなくって爽やかなんです。
爽やかな涙の出るお話。
読み終わって、萩もいづみも要司も・・・素敵な人だと思える。
そして、素敵な恋をしたと・・・思える。
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読了:2004.6以前
レビュー:2004.XX.XX
■愛には少し足りない / 唯川恵 (幻冬社文庫)
申し分のない条件の卓之から結婚を申し込まれた早映。
幸せをつかんだと思い、ほっとした早映の前に現れた麻紗子は、早映とはあまりにも違っていた。
奔放で自由で魅力的な麻紗子。自分の求めるままに生きるその姿に、早映は己を振り返る。
否定し、反発しながら、憧れずにいられない・・・。
複雑に絡まる、様々な人の想い。
誰しもあるんでしょうね、こういう思いは。
自分が嫌いではないし、ちゃんと生きてきたと思うけれど、どうしても周囲の人の気持ちだとか協調とか・・・そういったものにも振り回される。
人は100%自由になんて、なかなか生きられないものです。
その折り合いを、よりプラスの方向でどうつけていくかが、ポイントなんでしょうかね・・・。
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読了:2004.6以前
レビュー:2004.XX.XX
■シフォンの風 / 唯川恵 (集英社文庫)
ひきずってはいないけれど、忘れられない苦い恋。
佐和は大学時代にそんな恋をした。
けれど今、佐和には邦夫という恋人がいて、幸せだった。幸せのはずだった。
ところが偶然、大学時代の苦い恋の思い出・・・暁に再会し、佐和の心は・・・。
人間関係が絡まり、いくつもの恋でいくつもの人が傷つく。
思いもかけない結末を迎えるけれど、奇妙にさわやかな気持ちになれるはずです。
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読了:2004.6以前
レビュー:2004.XX.XX
■キスよりもせつなく / 唯川恵 (集英社文庫)
恋人のいない1人の週末。
惨めな思いをかみしめる知可子の前に、同僚の有季が恋人と共に現れた。
その恋人はなんと知可子の前の恋人。
とっさに見ず知らずの男を恋人に仕立て上げて紹介してしまった知可子だが・・・。
出会いって、いつ、どこで、何がきっかけであるかわかりませんね。
友情と恋と仕事と・・・。
悩んで恋は育つんですね。
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