読了:2005.5.17
レビュー:2005.5.17
■禁じられた遊び / 吉村達也 (集英社文庫)
ハンサムな啓次郎と、妊娠で結婚に持ち込み、周囲からうらやましがられていた綾。
だが、綾を待ち受けていたのは空虚な結婚生活だった。
結婚してすぐ出産をして母親となり、夫の身の回りの世話と娘桃の母親をする役回りに嫌気が差してくる。
愛のない結婚生活を送る毎日に刺激を求めて出会い系サイトに登録した綾は、夫の出張中に作家を自称する中年の男性と出会い一夜を共に過ごした。
だが、それは転がるように綾の人生を変えてしまうほんの序章にすぎなっかったのだ・・・。
整形、万引、詐欺、AV・・・次々とこれまでの綾の人生に有りえなかった出来事が起こる。
うううううううん・・・。
面白くないことはないです。最初の方とか、結構どうなんのかなって興味津々で、だーって読んじゃった感もあるし。
けどやっぱ・・・あれですね。吉村さんだなあというか・・・。
練られてないとゆーか・・・奇想天外なオチも展開も特にないなあ。
「まんまやんけ」とゆー感が・・・。
終わり方も不完全燃焼かなあ。
目の付け所は面白いと思うんですけど。安易かも。
|
|
読了:2004.6以前
レビュー:2004.7.31
■ボイス / 吉村達也 (角川ホラー文庫)
映画化してますね。わたしは映画は見てないですけど。
不妊症の悩んでいたホジョンは、禁を侵し、サンフランシスコで親友ジウォンの卵子提供を受け、子供を出産する。
ジウォンは「週刊シャッター」の記者。これまで「援助交際」を問題視し、取り上げてきたが、奇妙な脅迫電話に怯えるようになっていた。
それを心配したホジョンとチャンフンの夫妻の所有する別宅を間借りすることになる。
脅迫電話を避けるため、ジウォンは新しく携帯電話の番号を取得するが・・・。
|
|
|
読了:2004.11.4
レビュー:2004.11.4
■セカンド・ワイフ / 吉村達也 (集英社文庫)
着物の似合う美女奈緒美は、学生時代モデルをしていた雑誌の出版社へ就職、仕事も楽しく、そして幸せな結婚を果たした。 相手は13歳年上の離婚歴のある男性雄一。 しとやかで女らしい見た目とは裏腹に、家事が一切出来ず美人を鼻にかけている奈緒美に対し、かいがいしく家事をこなし、文句のひとつもなく温かく接する雄一に、奈緒美は心から満足していた。 そんな奈緒美の心に影を落とした高校時代の友人の言葉。 「そんなに素晴らしい夫なのに、なぜ前は離婚したんだ?」 そして奈緒美は、夫雄一の手帳に書かれた不可解な文字を発見する。 「セカンド・ワイフ」 これは誰?雄一が抱える秘密とは? 以前の離婚の理由とは一体何だったのか・・・。
うーん。 感想としては「ビミョ〜」ですかね・・・。 途中まではちょっとドキドキして、早く結論が知りたかったけど。 「あれぇ?そうなん?」 って感じで・・・思うほど奇想天外な結末にはなんなかったって言うか・・・。 まあ、ウチも一回り年の差の夫婦なので、「こんなふうに夫が考えてたらそれは、まあ、嫌かもしんないけどさあ」と思った・・・くらいかなあ。
|
|