読了:2005.7.6
レビュー:2005.7.6
■トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars 嘆きの星 / 吉田 直 (角川スニーカー文庫)
大災厄で文明が亡び、人々は異種知性体吸血鬼との闘争を続けていた。
ローマ・ヴァチカンの勢力と吸血鬼の君臨する帝国との境にある辺境の街イシュトヴァーンに赴任してきた神父アベル・ナイトロード。
着任早々ひょんな事件がきっかけで、街で横暴を繰り返す市警軍に囚われイシュトヴァーンを支配する侯爵家へと引っ立てられる。
恐怖で人々を支配するジュラと遭遇したその時、ジュラと敵対する「星」率いる街の組織パルチザンに襲撃を受け・・・。
面白いのか大外れか、探り探りで読みました。
や、アニメ化ってあったから、面白いのかなあと・・・でも吸血鬼かあ・・・とか(関係ないけど吸血鬼モノってはやりなの?ヴァンパイア・ウォーズとかさ・・・って読んだことないけど)。
ちょっとどきどきしましたね。
アベルが本物の腑抜けだったらどうしよう?って(笑
どう見ても「食えないやつ」って感じなんだけど、なかなかその正体が読めなかったと言うか・・・「こうだろう?」と思ってるのになかなかそういう展開になんないもので・・・。
んでも、面白そうなので、とりあえず続きを2冊買ってみました。
世界観に馴染んでストーリー読めてきたら、これは結構ハマるかもです。
しかし・・・アニメ化って・・・これはコアなファンがいそうだからアニメ化も下手なアニメ化は出来なさそうだ(苦笑)
|
|
読了:2005.7.8
レビュー:2005.7.10
■トリニティ・ブラッド Reborn on the MarsU熱砂の天使 / 吉田 直 (角川スニーカー文庫)
ローマ・ヴァチカンでの教育期間を終え、アベル・ナイトロード神父について仕事をすることになったエステルはカルタゴで聖職者服務規程違反者を追っていた。
無事逮捕をしたその夜、捉えた男が何者かに焼き殺され、カルタゴ訪問中であったスフォルツァ枢機卿の元を不審な吸血鬼イオンが訪れる。
イオンは真人類帝国皇帝の親書を携えた勅使だったのだが、折しも折、捉えた男を殺害したのが吸血鬼とわかり、イオンは犯人と間違えたトレス神父に襲われる。
しかもスフォルツァ枢機卿は異母兄フランチェスコの指示により傍若無人な集団異端審問官を呼び寄せてしまっていた・・・。
イオンの援護にまわったアベルとエステルだが、思いも寄らない裏切りにより袋小路へと追い詰められていく・・・。
エステルの一言で深い傷を心に負ったアベルは・・・。
アベルの謎が謎を呼んでますね。
クルースニク起動開始後(しかし起動って?一体アベルの招待って何なんでしょ?まだよくわかんないっす)、エステルに投げかけられた一言は、何かずきっときますねえ・・・アベルかわいそ。
しかし相変わらずナイトロード神父は頼りになるんだかなんないんだか、よーわからんです(笑
顔だけ見ると、超クールな感じなんだけどな・・・。
絶対そんなことしそうにない顔してるんだけどな・・・って感じですな・・・。
んで個人的には結構ブラザー・ペテロって好きだったりする(笑
|
|
読了:2005.7.12
レビュー:2005.7.12
■トリニティ・ブラッド Reborn on the MarsV 夜の女皇 / 吉田 直 (角川スニーカー文庫)
無事スフォルツァ枢機卿との対面を果たしたイオンを帝国まで送り届けることになったアベル・ナイトロード神父とエステル。
帝国でイオンと皇帝の寵愛を受ける祖母モルドヴァ公の館へ到着した3人だが、屋敷は血の海、そしてモルドヴァ公は・・・。
爆発を避け外へ飛び出した3人を待ち構えていたのは皇帝直属の禁軍イェニチェリだった。
モルドヴァ公殺害の濡れ衣を着せられたイオンを救う為、そして皇帝へスフォルツァ枢機卿の親書を渡す為にアベルは旧知の長生種キエフ候アスタローシュの元を訪れた。
モルドヴァ公の死去に関する事件の議論がなされる会議で皇帝に直接訴える為にキエフ候はアベルを伴い会議に出席している間に、イオンとエステルは真相を突き止めるべく街へ下り、襲われて深手を負ったところをセスという少女に救われる。
重傷を負ったエステルの為に買出しに出かけたイオンが戻ると、そこにいるはずのない男がイオンの前に姿を現した。
「僕たちは皇帝を殺す」
要人殺人容疑で追われる身ながら、皇帝暗殺計画を阻止する為にイオンは・・・。
なんかイオンって、吸血鬼で結構強いはずで、帝国貴族としても一目置かれて良さそうな地位にいるんじゃなかったっけ?
その割に情けないつーか、頼りないつーか・・・ハラハラするよね・・・何か^^;
んでも可愛い感じだけどさ、頼りなくてさ。
ナイトロードは・・・うーん、かっこいいんだけどな・・・時と場合は限られるけど。
そんなわけで(全然説明になってないし)今回は吸血鬼もとい長生種の帝国が舞台。
微かに仄見えるナイトロード神父の過去が気になります。 恐らく今回の話の終盤から、長い物語のスタートになる・・・のか?
|
|
読了:2005.7.13
レビュー:2005.7.13
■トリニティ・ブラッドReborn on the MarsW 聖女の烙印 / 吉田 直 (角川スニーカー文庫)
帝国から無事帰還を果たしたナイトロード神父とエステル。
ところがローマへ向かう時間もあらばこそ、スフォルツァ枢機卿の緊急命令により、イシュトヴァーンへ向かうことになった。
エステルの故郷であり、2人が出会った場所でもあるイシュトヴァーンは懐かしい思い出と共に、多くの血と涙を流した土地でもあった・・・。
1年前のエステルたちパルチザンと吸血鬼ジュラ、そして教皇庁軍との戦いの折の慰霊祭が行われるイシュトヴァーンに降り立った2人は突然マスコミに取り囲まれる。どうやら今夜、エステルをモデルにした歌劇が大々的に催されることになっているらしいのだが・・・?
わけもわからぬまま、「イシュトヴァーンの聖女」に仕立て上げられ、観客の前でスピーチをしなければならなくなったエステル。
ところがそこへ突如表れた吸血鬼がエステルを襲い・・・。
教皇庁を巡る陰謀の渦にエステルは巻き込まれてゆく。
ひゃっはっは。やっぱブラザー・ペテロ好きだなあ、笑えるなあ。何かが全てがおかしいなあ(笑
何となくこの辺から話が大事になっていきそうな感じがしますねぇ。
激動の時代、そしてフクザツに揺れるオトメ心(誰とは言いませんが)・・・って感じですねえ。
どうでもいいけど、ナイトロードはいざって時以外はホントかっこ悪いですねえ(笑
んでも、何となく、ナイトロードもカテリーナも何か可哀想ってか悲しい感じです。
ところでディートリッヒってどうなっちゃったの?死んじゃったの? |
|
読了:2005.7.15
レビュー:2005.7.15
■トリニティ・ブラッド Reborn on the MarsX 薔薇の玉座 / 吉田 直 (角川スニーカー文庫)
シェラに託された望みに応えるため『聖女』をいう名の重い烙印を受け入れることにしたエステル。
教皇庁の宣伝塔として、別任務のナイトロード神父とも離れ、日々仕事に追われていた。
病床の女王ブリジット2世を見舞うために訪問する教皇の補佐としてアルビオンにやってきたエステルだが、突然爆弾魔に襲われる。
何とか無事保護され、招待されていた晩餐会に出席することが出来たが、その宮中で爆弾魔と同じ声の男を見つけ、奇遇にも仕事でアルビオンを訪れていたナイトロード神父に追跡を依頼するが・・・。
アルビオン王家にまつわる秘話、そしてそれに絡んだエステルの出生の秘密が今明らかに。
そして新たに表れた謎の青年カインとは?
アベル・ナイトロード神父に衝撃の結末。
やっぱしねえ、ちょっとこのラストの一文は衝撃的ですよ。
って間違えてわたし、4巻5巻飛ばして、いきなり6巻読んじゃったもんで5巻読む前から結末わかっちゃってたんですけど・・・。
う・・・ある意味激しく邪道・・・。だから間違えたんだってば。
カインの正体とは何なのか(や、わかるけどさ・・・何となく)、クルースニクって一体ナニモンなのか。
そんでナイトロードはどういうやつなのか。・ 楽しみですねえ。
|
|
読了:2005.7.16
レビュー:2005.7.25
■トリニティ・ブラッド Reborn on the MarsY 茨の宝冠 / 吉田 直 (角川スニーカー文庫)
アベルの身に起きた悲劇の前に我を忘れるエステルだが、その間にもエステルが最も正統なアルビオンの王族の血筋であることが公にされてしまう。『イシュトヴァーンの聖女』を国王に迎えることが出来ると信じたアルビオンの民は熱狂するが、現女王孫メアリは複雑な胸中を押し殺し、様々な策略を練る。
教皇庁が、アルビオン貴族が、アルビオンの民が、地下のヴァンパイアたちが、王位継承者メアリが、そしてメアリ配下の者が、オルデンが・・・そして派遣執行官が・・・さまざまな思惑に事態が交錯する・・・。
うむむ・・・コレ、ここで終わりなんですか?
そんなことないよねえ・・・決着はついてないもんねえ・・・。
で、順番がよくわからないんですが、Reborn on the MarsってのとRage Against
the Moonsってのは順番的にどうなんでしょ?
|
|
|