読了:2005.2.21
レビュー:2005.2.21
■黒い仏 / 殊能将之 (講談社文庫)
福岡にある古いアパートの一室で身元不明の男の死体が発見された。
指紋がひとつも残らない部屋で起こった殺人は一体何を示しているのか。
一方、東京では名探偵石動に仕事の依頼が寄せられていた。
福岡にある安蘭寺にあるという、9世紀の僧円載の秘宝を探してほしい・・・。
安蘭寺へ向かう為、助手のアントニオと共に福岡に飛んだ石動。
無関係に見えるふたつの事件の繋がりとは。
そして事件の真相は・・・?
まず、感想。
「・・・え〜?・・・」
石動の宿への襲撃者辺りから・・・うーん・・・。
事件の真相どーでも良くなっちゃったもんな・・・。
とりあえず探偵が出るから推理物、と思って読むと、ハメられます。
ホラーとか、なんつーか・・・そっち系の覚悟で読まないとダメですね。
んで、そっち系ダメな人にはオススメしないかな(笑)ミステリではありません。
わたしは「ハサミ男」を先に読んだのですが、あのイメージで読んでいると、まったく違う世界へと連れて行かれます。
個人的には「ハサミ男」の方が圧倒的に面白かったかなあ。
というか、そういう系(現実性薄いとゆーか)前提として読めばいいのかな?わたしも『創竜伝』とかは読んでるし・・・。
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