| ■イズミ幻戦記 / 若木未生 （集英社スーパーファンタジー文庫） 【鳴動編】 集英社のスーパーファンタジー文庫って、今はもう絶版なのかな？ もしも手に入らない本だったらごめんなさい。 この本はかなり、ゆうの中ではポイント高いです。 シリーズが、と言うよりは、この「イズミ幻戦記 鳴動編」が。 統一世界暦二百九十九年。 マザーコンピューター『ジュリア』の暴走により、第十一地区（日本・・・かな？）の文明社会は崩壊。 それから七年後、その崩壊（クライシス）の中で出会った渡辺拓己と叶省吾は、同じく崩壊から共に生活を共有し、『ジュリア』の『ドール』の襲撃の際に行方が知れなくなった響子を探す旅に出る。 旅の最中に出会った（と言うか巻き込まれた？）如月と翠によって、ゲリラ組織『師ファミリー』の元へと連れていかれる途中、とんでもないことに・・・。 世紀のスーパーヒーローの出現です。 とりあえず、ひたすら面白いです（笑） 省吾と拓己が、互いを心の底から大切に思いながら、それでも己は決して捨てられない不器用さとか・・・尊さ・・・って言うのかな。 なんとなく「男の子って・・・いいな」なんて思ってしまいます。 ・・・主要な登場人物・・・
【烈火碧水編】 『師ファミリー』の師英介に紹介状をもらい道中で知り合った鹿野葉子と共に『忍野』のムラに訪れた拓己と省吾。 だが、『忍野』には如月がいて・・・。 葉子の願い『本栖』のバンクに保管されているという『Ｄ』という作物の種を奪取する為に、やっぱり現れた『救世主イズミ』だが、思わぬ敵と遭遇し・・・。 果たしてイズミは未知なる敵に勝てるのか？『Ｄ』は？ イズミと如月の絶妙なコンビネーションは、ここから痛感ですねー（笑） 笑えますねー、楽しくなってきましたねー。 【竜淵煉獄編】 闇市の仕切り屋織田美潮の商隊（キャラバン）を訪れたイズミ。京都の巫女「キヨコ」の情報を得るため、イズミは美潮と取引をする。 追って如月が現れるが、イズミは突如『分離』してしまい・・・。 美潮のキャラバンの中に突如放り出された省吾と拓己に危険が迫る。 『アオイ』の姉『サクラ』の登場が、マーケットに血の雨を降らせた・・・!! 【砂上の旋律】 天竜の一件が終わり、京都へ向けて旅を続けるイズミと如月。 だがその道中、突如如月が倒れ・・・。 その謎はある小さな「村」に隠されていた。 表題作「砂上の旋律」の他、「眠る帝国」を収録した外伝です。 【烙都紅蓮編】 イズミの「お供」を続ける如月の首にに、どこからか破格の賞金がかかった。 一端イズミと行動を別にすることを決意した如月。 一方イズミは、「戦争」を代償として京都への手がかりを手に入れる。 しかし裏で何やら風間が妙な動きを・・・。 【烙都紅蓮編Ⅱ】 白十字が『ジュリア』を買い取る・・・!?風間の思惑は一体・・・。 首に懸賞金をかけられた如月は、その思惑を知る為、如月は「死んで」京都へ入城する。 一方通行証をもつ省吾と拓己は京都へと入るが、聖という少女と知り合って・・・。 イズミが出現不可能な状況下、『カスミ』が岩間組に襲い掛かった。 逃げ延びた拓己は省吾の下へ走るが・・・。 【烙都紅蓮編Ⅲ】 白十字がにとらわれた省吾、地下に潜ったまま行方不明の拓己。 岩間組を襲った「カスミ」を師ファミリーが足止めをする。 一方、十字城の中の省吾は「SEED12」と対面をするが、十字城が暴走を始めて・・・。 「キヨコ」とは一体、風間と如月の決着の行方はどこへ・・・？ そして・・・。 |
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■真・イズミ幻戦記 / 若木未生 （徳間書店 徳間デュアル文庫） 【暁の国1】 スーパーファンタジー文庫が終わってしまい、徳間にお引越しですね、イズミも。 拓己が行方不明になってから2年。 京都は省吾、「キヨコ」、岩間組らの尽力により、復興しつつあった。 一方如月と翠は師支援（？）の元、拓己の捜索を続ける。 そして九州では新しい動きがあった。 「九州の嵐」とは・・・？ |
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