■封神演義 / 安能務 (講談社文庫) 封神榜―仙界と人界で新たに神界を創設することとなった。そのために仙界で作られた、神々に封じられ神界入りする候補者のリスト…それはつまり、命を奪われることを予定された者の名簿に他ならない。 |
■封神演義 上 封神榜―仙界と人界で新たに神界を創設することとなった。そのために仙界で作られた、神々に封じられ神界入りする候補者のリスト…それはつまり、命を奪われることを予定された者の名簿に他ならない。 時は三千余年前、処は中国・・・殷と呼ばれる王朝があった。 紂王は名君として天下泰平に良く治め、文武両道の卓越した君主であった。・・・姐己が現れるまでは。 美しいと耳にした紂王は冀州蘇護の娘姐己を娶る。ところが、首都朝歌に辿りつくまでに姐己は、仙女女禍御前の密命を受けた千年雌狐の妖にすりかわってしまったのだ。 姐己の使命は紂王を惑乱させること。 商王朝は既に命運が尽きている・・・。 仙界の思惑が入り乱れ、そして下界に波乱が起こる。 あまりに有名な小説ですが。 読んだことありませんでした。 数年前に少年漫画で漫画化されましたね。そっちは5冊くらい読みました。 何でもいいけど、人の名前難しすぎーッ。ってか登場人物多すぎーッ。死にすぎーッ。武器の名前ややこしすぎーッ。 ・・・ってな感じです。 覚えられねーーーー。 「封神演義完全ガイドブック」が欲しい・・・。←講談社文庫で本当にある コレ読んでいくつか驚きました。 仙と神って、仙の方が上なんですねー。 わたしの好きな某シリーズは恐らくこのあたりを元にして作られたのではと思われるが、あっちでは仙より神の方が上だったな・・・王が「神籍」だったもんな・・・いいのかな・・・いいんだけど。 あと、漫画では気が付かなかったんだけど、姐己と大公望って、一歩間違えれば味方同士、帯びた使命はつきつめれば同じものだったのね。 漫画だとどう見ても黒幕は姐己だったよな・・・少ししか読んでないからわかんないけど。 もっと読みにくいかと思ったけど、意外とサクサク読めて助かってます。 んでも、やっぱところどころ難しいところは読み飛ばしちゃってます^^; 一通り話に目を通したら、2回目に読む時はきっと・・・読み飛ばさず読む・・・かもしれません。 |
■封神演義 中 妲妃の計略に謀られ、武成王黄飛虎の妻そして妹黄妃が死んだ。それを機に、黄飛虎は紂王に叛旗を翻し、姜子牙率いる武王の西岐へと馳せ参じる。 朝歌最強の武将黄飛虎だが、西岐へと続く道には5つの関門が。 朝歌の追尾の手を振り切って無事西岐へたどり着く事が出来るのか。 そして朝歌は、遠征から返った聞仲を黄飛虎追撃に命じた。 仙人界にも通づる道師でもある聞仲は、仙界から懇意にしている仙人たちを呼び寄せる・・・。 読めば読むほど、『なるほど、少年漫画向けだわ』と思ったりします。とゆーのも、敵と戦い、ある者は味方に引き込み、またある者は倒れ、んでもってそうすると、より強い敵が「それじゃあ俺が」と立ち上がるわけですよ。で、戦い方も尋常じゃない。なんせ仙人がいる世界ですから、いわゆる特殊な力がありーの、宝貝というとんでもない秘密兵器あ りーの(しかも強力なのが次から次へと出てくる。そんなもんあったら、まずかろうというのが普通に出てくる)。このパターンって少年漫画の王道じゃないですか? ただ、主人公太公望の武器打神鞭が一番弱そう・・・。もっと凄い宝貝、バンバン出てくるのに・・・。 あと、がんがん人が死ぬわりに妙にあっさりしてますね。『何々は落馬した。既に絶命している』とか(笑)「えッ、死んじゃったの?」って感じでバラバラ死にます。原因と結果だけで細かな過程がないって言うか。拷問道具とか結構残忍だけど、悶え苦しむ様が何行にも説明されたりしなくて、『燃え盛る鉄柱に押しつけられた。何々は既に事切れている』だから怖くない(笑)にしてもやっぱ登場人物多い〜。相変わらず「誰こいつ」ってのが続々と…。 |