読了:2005.11.27
レビュー:2005.11.28
■てのひらの闇 / 藤原伊織 (文春文庫)
20年前、ある広告会社で働いていた堀江は、あるトラブルに遭遇したおかげで、現在大手飲料会社への引抜きを受ける。
だが月日は流れ、経営不振にさらされた会社の退職推奨を受け、堀江は事実上のリストラ間際だった。
そんな最中、会長の石崎に呼び出される。
ある人命救助ビデオをCMに使用することは出来ないか、という打診だった。
だがそのビデオは、故意に作成されたことを堀江は見抜き、石崎に指摘する。
その夜、石崎は謎の自殺を遂げた。
ビデオ作成の背景にあったのは、そして石崎の自殺の原因とは何だったのか。
20年前のトラブルが、今少しずつ蘇る。
面白いような〜・・・単調なような〜・・・。
文体としてはね、結構好きな感じです。
ストーリーにスピード感がちょっとなかったのかなあ・・・だーっと読める感じでもなかったかなあ・・・。
何かね、やーさんとか出てくるから、もうちょっと過激かなと思い込んだのがいけなかったかもしれないです。
あとねー・・・堀江がずっと風邪ひいてるんです。
この風邪に果たして意味があったのかどうかが・・・ちょっとよくわからない。読みが浅いのか?
もう一度、ゆっくり読み返してみようと思いました。
「感謝する」
(石崎)
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