読了:2004.6以前
レビュー:2004.11.3
リアル鬼ごっこ / 山田悠介 (文芸社)

両親の離婚で妹の愛と離れ離れになった佐藤翼。
あれから14年。大学生となった翼は、その俊足を買われて陸上部へ。
陸上部へのランニング中、トレーナーである清水が新聞を片手に血相を変えて駆け込んできた。
全国の佐藤に緊急発令。
「佐藤を皆殺しにせよ。リアル鬼ごっこだ」
逃げても逃げても追ってくる鬼から逃げながら、妹の愛を救う為に翼は走る・・・。


なんつーか、正直読み始めで「しくじったー」と思ったとか思わなかったとか・・・。
もはや笑うしかないつーか・・・。
わたしはタイトルに惹かれたんですけど・・・。
・・・読みたい人は読んでみれば・・・?って感じですか・・・。

読了:2004.6以前
レビュー:2004.9.12
六番目の小夜子 / 恩田陸 (新潮社文庫)

その高校にはひとつの伝説があった。
「サヨコ」になる者は前回の「サヨコ」がいる代の卒業式の当日に引き継がれる。
そして「サヨコ」になった者は始業式の朝、自分の教室に赤い花を活けなければならない。
そして自分が「サヨコ」である間にあることを誰にも自分が「サヨコ」であると知られずにやりとげなければならない。
6番目の「サヨコ」が誕生したその年、不思議な美少女が転校してきた。
彼女の名前は沙世子。
転校してきた沙世子は何者なのか・・・。


これは・・・面白いのかなあ・・・。
「高校生活」という意味では面白いかも。いいな、こんな青春って・・・(笑)
恋愛にどきどきして、つまんないことで盛り上がって、夢中になって、試験勉強もしなきゃ・・・みたいな。
個人的には秋くんが好きですね。
ただ・・・なんつーか・・・この「サヨコ」伝説なるものの根拠っていうか、その存続価値が不透明っていうか・・・。



読了:2004.11.6
レビュー:2004.11.6
ソウ―SAW / 行川渉 (ジェームズ・ワン、リー・ワネル原案) (角川ホラー庫)

アダムが目覚めるとどこかの浴室にいた。右足首は壁につながる鎖でがっちりと固定されている。
向こう側の壁にはもう一人の男が同じようにつながれていた。
そして・・・部屋の真ん中には―死体。
一体ここは?どうしてこんなところに?あの男は誰なんだ?そして部屋の真ん中の死体は?
生き残る為の壮絶な戦いが始まる。

映画で公開されましたね。
スリリングでした(いた、映画じゃなくて小説が。映画は見てません)。
怖いし痛いしわけがわからない(笑)
予想外の展開にびっくりします。
けど怖いので映画は絶対見たくありません。




読了:2004.6以前
レビュー:2004.9.12
タスケテ・・ / 島村洋子 (角川ホラー文庫)   

「橘リリカ」―藤村しのぶは、カリスマ・スーパーアイドル「橘リリカ」として仕事に追われていた。
たくさんの人に囲まれ、ファンに憧れられながら、それでも孤独を抑えきれずにいる。
「橘リリカ」には、一部である噂が広がり始めていた。
―橘リリカには幽霊がついている。
―リリカの新曲、終わりのほうに呻き声が入ってる。
―リリカの姿が二重に見えることがある。
・・・そう。藤村しのぶは、「死んだ」ことになっている。
けれど、今、しのぶはカリスマアイドル「リリカ」だ。
・・・重い記憶を背負ったまま・・・。

短いお話だから読みやすいかもしれないですね。
それに、短い割にはうまく怖い展開に持っていっているんじゃないかと思います。
結構怖いんじゃないかなあ・・・どうだろう。


読了:2004.6以前
レビュー:2004.9.12

零-ZERO- / 雛咲真冬 (電撃文庫)

妹深紅と暮らすジャーナリスト雛咲真冬はゲームのノベライズを書かないか、と依頼を受けた。
ゲームのタイトルは「零-ZERO-」。
打ち合わせに出かけた雛咲は、そこでゲームの資料を渡された。
『雛咲深紅 17歳 霊感が強く他人に見えないものが見える』
『雛咲真冬 21歳 ジャーナリスト 深紅の兄。深紅の能力を知る唯一の理解者』
・・・これは、自分たちのことではないか・・・。
家に帰った真冬は、深紅がいないことに気がついた。いや・・・「深紅がいた痕跡」すらない。まるで、深紅など初めから存在しなかったように。
手がかりを探して、真冬はゲーム「零-ZERO-」を手に取る。
そして深紅を救う為、ゲームの舞台となった屋敷を訪ねることに・・・。

不気味は不気味ですね、読んでいる間は。
ただどちらかと言うと、これはゲームをやったほうが面白いのかもしれない。
いや、やったことないんでわかんないんですけど。
やってみたい気にはさせられました。
オチはちょっとなあ・・・「そうなん?」って感じで・・・納得がいかないっつーか・・・なんつーか・・・無理矢理?


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