まずは、工房のご案内から。

初めての方もいらっしゃるようですので、まずは、私の事務所のご説明から致しましょう。

私の事務所は、もともと病院でしたが、今は半分改築されて、まるで資料館のようになっています。

なぜかって?

病院には、怪我をした人たちが次々に運ばれてきます。そのほとんどは兵隊さんで、その中には、巷で”レイヴン”と呼ばれている傭兵さんも多くいます。…ああ、”レイヴン”というのは、”アーマード・コア(AC)”と呼ばれる巨大人型兵器を使う人たちのことですよ。…で、話を聞けば、使う武器を間違ったり、乗るACの調整がまずかったりと、なんだか、しないで済む怪我ばかりではありませんか。
これではいけません。
そこで私は、少しでも怪我人が減ることを願って、建物の半分をレイヴンたちのために開放し、武器やACの資料館としたのです。
より安全に使えるACを作るための場所、という意味で、資料館の名前を「AC工房」としました。

成り立ちの説明はこのへんにしておきまして、工房内を案内させていただきます。
工房は二階建てです。一階には、まず掲示板のあるロビーがあります。レイヴンたちはここで待ち合わせをしたり、情報交換をしたり、交友を深めたりしています。…今日も賑わっていますね。ここには後でまた戻ってくると致しましょう。
その他、一階には、絵を展示しているギャラリーや、レイヴンたちの愛機を集めたガレージ、そして私の部屋があります。ガレージにでは、レイヴンたちのACを撮影してその写真を飾っていまして、レイヴンたちに人気の資料室の一つとなっています。
さて、では二階に上がってみましょう。階段が急ですので、気をつけてくださいね。
二階には、ACの部品についてレイヴンたちの意見を集める会議室と、ACについて私が調査した資料を置いた図書室があります。会議室にも多くのレイヴンたちがあつまっていますよ。部品の使い方を間違えると戦場で大変なことになりますから、ちゃんと調べておいた方がいいでしょうね。

では、また一階に戻ってみましょう…。
10/02/25 18:47更新 / YY

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