謎の信号を追って

汚染地域、そこには人の住めない環境と未確認の兵器郡が漂う場所
おそらくこの世でもっとも地獄に近い場所だろう
え・・・?俺が何でここにいるかって?
そりゃまぁ頼まれちゃねぇ?
拾ってもらった身の上だしね

ロウケン「さて・・・そろそろ虫どもがでてくる区域か」

サン「ロウケンさん!そんな堂々と正面から行かないでください!」

ロウケン「そういわれてもなぁ、とりあえず目標が見えない上にまだ虫もでてないだろうに」

サン「それでもですよ!ロウケンさんの機体は機動力がないんですから、咄嗟の行動ができないんですよ!」

ロウケン「俺のACに死角はないんだぞー」

サン「それでもですよ!」

汚染地域を悠々と爆進する白黒の重走タンクAC雷雲
右手にキャノン”AZALEE” 左手にオートキャノン”CALEBASSE”
両ショルダーには大量のPESTWURZという
VM「ヴァーティカルミサイル”垂直ミサイル”」をつんでいる
そして背中にOVERED WEAPON”HUGE CANNON"を背負う
まぁHUGE CANNONの出番はここではないだろう

そして追うように黒い軽量逆関節のACゼロ・サクリファイス
武装は両手にTANSY ハンガーにARACHIDE2丁

お互いに長期で戦えるような武装を持ってきている
弾切れ、なんて醜態はは今回はなさそうだ


???「まぁまぁ、まだ反応もありませんし、のんびり行きましょう」

サン「(;´Д`) 閣下まで・・・」

ロウケン「閣下がオペレーティングしてくれてるんだ、一応現場監督みたいなものなんだから従っときなや」

サン「はぁ・・・」

サンが諦めたかのように項垂れる
あぁ閣下とは今回オペレーターとしてきてくれた彼だ
なべさんやYY殿・ムーンに杏子は別で動かなければならないらしく
同盟部隊であるLibertadoresの重鎮でもある
普段はKARASAWAを持った重二脚ACに乗るのだが
今は整備中らしい
ちなみに俺とサンはこの区域から発している謎の熱源を追っている




時間は少しさかのぼり




ムーン「ロウケンさん、ちょっといいかな?」

ロウケン「ん?なんだムーン、飯の誘いか?」

ムーン「残念だが違う、それでな、この汚染地区に行ってほしいんだ」

ロウケン「ふむ・・・いきなりどうしたんだ?何かあったのか?ここで」

ムーン「なにかあったというわけではないのだが・・・・」

歯切れが悪いな
何かあったというよりかは
何かに疑問を抱いてる感じかな

ムーン「実は数刻前からここの汚染地区から謎の信号があるんだ」

ロウケン「救難信号か?」

ムーン「正直にいうと分からないな、ただAKマスターアームズのホームでもあるこの拠点から近い場所にある」

ロウケン「きになるんだな?敵なのかどうか?」

ムーン「そういうことだ」

ロウケン「で、どうすればいい、敵なら消し飛ばすがよ」

ムーン「サンをつれてってくれ」

ロウケン「サンを?俺一人でも十分だぞ」

ムーン「いや一応だよ」

ロウケン「そうか、ならサン捕まえてガレージで準備しておくさ、またあとでな」

ムーン「まて、あの汚染地区は未確認兵器郡が通常より多いから気をつけろよ」

ロウケン「サンキュー」

そういって俺はサンを鹵獲してガレージに向かった






と、まぁここへ来た理由はこんなところか
しかし汚染地区ってのは薄気味悪い場所だな

閣下「敵が、きましたよ」

小さくだけど落ち着いた声で
閣下が言う”敵がきた”と

ロウケン「やっとか虫ども、叩き落とし
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まろやか投稿小説 Ver1.50