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第0話 狂騒へのフォーアシュピール 「フェモリスが陥とされた、だと」 「あぁ。昨日の事だ」 「……一大事だな、ククク。で、損害は?」 「クレイドル三基がそれぞれニューメキシコ、アラバマ、そしてサウスダコタに不時着。死者はゼロ」 「随分と丁寧なテロね」 「ウィン・Dの言う通りだな。ローディー、いくらGAの失態とは言え、資料を捏造されては……」 「捏造などしておらんぞ、王大人。これが事実なのだ」 「王大人、その点に関してはローディー様を信じても良いかと思われます」 「ふぅむ。となると、解せんのは……」 「犯人の目的、だな。殺しが目的でないとすれば……どう思う?ルーラー」 「そうですね。この騒動の裏には、緻密な計算があると思います」 「根拠は?」 「ただの快楽殺人であれば、強襲先をクレイドルそのものに向けるはず。わざわざフェモリスを潰し、クレイドルを不時着させたのには……」 「何らかの意味がある、と?フフン、頭でっかちが言いそうなことだ」 「貴様に向けて話しているわけではない。所詮、ジェラルド・ジェンドリンの代替品に過ぎぬ貴様にな」 「何だと……!」 「そこまでだ!殺し合いがしたいのなら、戦場でやるがいい。……しかし、このままでは犯人の出方を窺う他は無いということか」 「ORCAの時から対応は後手後手。……変わっていないな、我々も」 「ウィン。お前の杞憂もわかる。しかし、迂闊に動くのは得策ではない」 「ORCAの時とは違うのだ、ウィン・D。奴等の要求ははっきりしていたが、今回は余りに不明な点が多すぎる」 「だから待てと?何も出来ずに指をくわえて見ていろというのか?」 「そうは言っておらん。リリウム、あれを」 「はい、王大人。皆様、お手元の資料をご覧下さい」 「……これは」 「インテリオル・ユニオンに届いた声明です。フェモリスを襲撃した犯人と同一人物である確証も取れました」 「奴ら、またアルテリアを潰すつもりか」 「そのようだ。標的はアルテリア・スターナム。インテリオルが保有する、最も大きなアルテリア施設だな」 「くそっ、舐めた真似を」 「焦るな、ウィン。我々はもう、気軽に動ける立場ではないのだぞ」 「ならば指をくわえて見ていろというのか!」 「……リンクスだ。我々から依頼を送信すればいい。そして、スターナムを守らせるのだ」 そんな会話が交わされた翌日。全てのリンクスにとあるメールが同時送信された。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ From:Nobody Title:Non Title アルテリア・スターナムを防衛して欲しい。 敵勢力は二機のネクスト。報酬は十分に用意した。 よろしく頼む。
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