ハンター人生初の事だった。
「怖がる必要はないさ」
胸中を知ってか知らずか、アイザックスは不安げな女性イェーガーを励ます。
「基本は今まで蹴散らした奴らと一緒ですよ」
ディアマントの事は知っているブレイザーも激励する。
「難しく考えない方が良いぜ」
クオレは早速全速力で目標へと向かい出していた。
「……ありがとうございます」
仲間達に励まされ、そして先陣切って怪物に向かっていくクオレ機を見て、ディアマントは少し気が楽になったような気がした。そして操縦間を握る手に力を込め、愛機のスロットルを上げた。
ディアマントがもう大丈夫だろうと見た4機は、行く手に現れたボーンマイト2匹と原種アミダ5匹を叩き潰しながら、新たな標的に向かう。先頭はクオレ、他の3機は彼より400メートル離れた所を並んでついて行く。
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