#05:人類の敵−作者メッセージ

 まあ本作見ている人にジの付くロクデナシ女が好きな人はいないでしょう、と言う前提で話させてもらいますが、本作はそのものずばり、そのジなんとかを叩き潰し、原作の姿を否定する為に書かして貰いました(オイ)。 
 こんなのジなんとかじゃねぇとお思いの方もいるでしょうが、反論は一切受け付けません。

■ジなんとかは悪。異論は認めない。
 本来ACって報酬次第で依頼を受ける傭兵が主人公なので、善悪無関係なんですよね。だからAC小説において、勧善懲悪みたいなものがほとんどないのもその為なのかと思った事があります。
 そこ行くと本作のジなんとかは異端かと。何せ善悪無関係のレイヴン達の中にあり、あの女は「絶対悪」としましたので。
 よくある「善を前提としたのに、こうなってしまった」という過失みたいな部分も一切無しです。

 力を追い求めた末にああなったのは兎も角、ヤツに比肩しうる存在として、ドミナントとしてプレイヤーがいるだろ、とお思いの方もいるでしょう。しかし、ラストレイヴンにおけるプレイヤーは設定上、24時間戦争(=ラストレイヴン劇中)で既に死んでます。
 で、最強の存在となり、他に比肩しうる者のいない今、力を向けるべきとしたら……やっぱり弱者しかいないだろうなと。と言う事であんな形にしました。

 最も、私自身もそのジの付くド畜生女に殺された(=ACをプレイする気が二度と起きなくなった程叩きのめされた)身分なので、イメージ反映、トラウマ払拭から来るアンチ描写、そして憎悪から、どうしてもそうならざるを得ないのですが……。

■今後に向け
 今回、クオレに電子頭脳が組み込まれていると言う設定を施しています。機械的な頭脳と人間的な心や精神、と言う対比と、それに関係する描写の為にこさえたものなのですが……
 そこから今後、戦いを担う電子頭脳とクオレ自身の精神がどうバランスをとるのか、あるいはクオレ自身も機械軍団の一員となるのか否か、作者の方でもどうなるかがちょっと分からなくなって来ました……。
 今やネタも四苦八苦の状態ですが、何とかこの辺も描いて決着も付けたい所です。

 さて次回……戦闘描写続きだとヘビー過ぎますゆえ、一端小休止する意味でも人間模様を書かないとマズイですな(苦笑)
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まろやか投稿小説 Ver1.50