「それで話とは何です?」
紅茶を一口のみ社長をみた
「そのことなんだが、エア君に聞いてくれ」
「な、何故です?」
社長が俺を呼んだんじゃないのかと思い考える
「あれ?もう忘れたの?呼んだのは僕だよ」
「あっ・・・」
そうだった。たしか、全て教えるとか何とか言ってたな
「はぁ、それで用件は?」
エアはニコッと笑い答えた
「うん、僕たちの仲間になってほしいんだ」
イシュタルもコクコクと頷いていた
「私達は貴方の人間性に惹かれたの・・・」
「俺の人間性・・・?」
そう言われてもイマイチ、ピンと来なかった
「そう、己の正義を貫く君の姿にね」
己の正義・・・それは叶うはずもない願い
誰一人涙することのない世界
「僕達もそれを願ってるんだ。けど、それが実現したことはない」
「だから貴方の力が必要なの想いが強い貴方の・・・」
「本当に俺の理想が実現する確証はあるのか?」
気になってたことを聞いた
「確証はないけど、保証ならできる」
「貴方の世界への想いによっては確証に変わる・・・」
思えば思うほど強くなるそんなうまい話があるのか?
「信じるか信じないかは君に任せるよ」
「ただし、今ここで決めて・・・」
俺は・・・
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