連載小説
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16.「アナザー」
町中、人々が蠢き平凡な日々を過ごしている・・
そこに不釣り合いで似合わない2人の男
そう、アナザーとフェンリル大尉であった。
彼等はムラクモ・キサラギの施設がこの近くにあるとの情報を得て、こちらに来ていた。
それにしてもこのフェンリルという男は夏だというのに黒いスーツ姿で暑くないのだろうか?。
アナザーに至っては汗が淀みなく出ている状態である

「・・さて、ここからは2手に別れて情報を収集しましょう。何か解りましたら連絡をください」

そう言うとフェンリルはその場を後にし、アナザーだけ残った。
とはいってもこの広い場所でそんな情報を持っている人間を探せなど、頭に沸いたシラミを探すより難しい。
アナザーはとりあえず辺りを散策しだす。

「暑い・・どこか・・涼しい場所が・・涼める場所が」


アナザーは鈍よりとした空気に当てられながらも探す、特に涼める場所を。
目的が変わってしまったが偶然にも喫茶店を見つけたアナザーはさっそくそこへと入っていった。

「いらっしゃいませご主人様!」

目の前に現れた少女はそう言うとそこにはメイド服を来た給仕風の姿が現れた。そうここは喫茶店ではあったが「メイドカフェ」であった。
とりあえず案内されていくアナザーはそのメイド風給仕にアイスコーヒーを頼むと

「かしこまりましたご主人様!、ただいまメイドと遊んだりできるサービスを行っていますが、どうなさいますか?」

「え?」

メイドカフェに来たことのないアナザーはこのサービスにはあっけにとられ、思わず

「・・・おねがいします」

言ってしまった。

「かしこまりました」


すると少女はアイスコーヒーを持ってきて

「お待たせしました。今回担当させていただきますキャロル・ドーリーといいます、楽しんでいってくださいね」

するとキャロルという少女はトランプを取り出しアナザーに配り始めた。

「もし勝ったらご主人は私になんでも言う事ができます、もし負けたら。・・・全財産失う事になります^^」


「え・・・・」

とてつもない事をさらりと言った。
そう、勝たなければ財布のライフは0になる。
勝てばいいだけ・・そう勝てば

「やってやろうじゃないの」


・・・・・・・・・・・・

orz


完敗した。。。。

ポーカー・ババ抜き・ブラックジャック・7ならべ・大富豪et
全てにおいて負けた。

「いってらっしゃいませご主人様^^」

返り際の少女のセリフが身に染みた・・

二度と来るか!

アナザーはとりあえずフェンリルと再会する事にした。

「・・・・・これは殺されるな」


・・・・・・・・・


「アインさんはもっと笑うべきだと思います」

基地の休憩所でスーパースター少佐とアイン中佐が話ている

「そもそも何時もそんなムスッとした表情してるから部下の人が怯えちゃうんですよ、美人さんなんですからもっと笑顔で笑うべきです」

「・・・少佐、これは元々なわけで・・・そんな・・笑顔とか・・」

アインは恥ずかしがりながら下を向く
「私が見本を見せますね?良いですか。こうです」


満面の少佐の笑顔がそこにあった。アインも思わず見とれてしまう

「・・可愛い・・・」

「さ、次はアインさんの番ですよ」

「こ・・・こう?・・・」

「まだ固いです・・・こうです」

「こう?・・」

「それは怖いです」

「・・・・うう・・・くすん」


「泣かないでください;」

こうして少佐によるアインの特訓は続いた



12/06/11 16:57更新 / PF大佐
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■作者メッセージ
中間的な超適当な話にw

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まろやか投稿小説 Ver1.50