読切小説
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夢の中で
激しい銃撃音
鉄が焼ける臭い
爆発の閃光
そうここは戦場だ

???「おぉぅここは激しいな、ここ攻めるのか?」

???「そうだよロウ兄」

兄と呼ばれる男の名はロウケン
ガタイのいい20台半ば位の男性

ロウケン「で弟よ、作戦はあるのか?」

弟と呼ばれる者の名はカムイ16前後の少年
そして目の前にはMoHの拠点の一つ
すでに別のミグラントチームが戦闘をしているが、情勢はMoHの優勢
数刻すればあのチームは無くなる

カムイ「サーニャが作戦立ててるから、それに合わせる感じでいいっしょ」

ロウケン「まーなんだ、どうせ”いつもどおり”だろ?」

カムイ「多分ね」

いつもどおり、そういって二人は
MoHの拠点からすこしはなれた仲間の待つキャンプへ向かう

ロウケン「たーだいまー」
カムイ「もどったー」

サーニャ「お帰りなさい・・・」
ヘキサ「おーどうだった?」

出迎えてくれたのは仲間のサーニャとヘキサ

女の子のほうの名はサーニャ、この子は健気な性格だ
戦闘などになると一生懸命って言葉が目に見えて分かる
いい子ではあるがな

男のほうの名はヘキサ、まぁ参謀みたいなものか?
チームのまとめ役でもあるな、腕もそこそこにある

ロウケン「まぁ別のチームがいたがありゃ無理だ」

カムイ「まぁそこで間髪いれず俺たちがいくってかんじ〜」

そう俺たちは少数精鋭ミグラントチーム”ストライクウィッチーズ”
まぁ命名はリーダーである弟なんだがな
そしてこれからさっきの拠点に攻め込むって話だ
まぁいつもどおり、いつもどおりやればいいだけさ・・

カムイ「んで作戦発表お願いね」

サーニャ「分かりましたリーダー」

ヘキサ「まー作戦の概要はいままでと大体同じだけどね」

サーニャ「今回MoHの拠点は大型のミサイル2機に大型キャノンが1機づつあります、ですのでリーダーとヘキサさんで各砲台を破壊しつつ私とロウケンさんでMoHのACを相手にする、こでが今回の大体の作戦です、ヘキサさんはスナイパーキャノンで大型の砲台を狙撃する予定なのでリーダーはヘキサさんを護衛しつつ周辺の中小型砲台を破壊してください」

カムイ「okまーこれならいけるっしょ」

ヘキサ「サーニャが考えた作戦なんだからいけるって!」

ロウケン「俺はいつもどおり動くだけさ、そう”いつもどおり”な」

カムイ「んじゃそろそろ行こうか、さっきのチームもやられたころでしょ」

ヘキサ&サーニャ「はーい」

そう、いつもどおりだ、いつもどおりやればいいだけなんだ

カムイ「各機機体チェック」

サーニャ「フリーガーハマー機体チェック・・・武装キャノン”AZALEE”ハンガーLOTUS・・・オールグリーンいけます」

ヘキサ「こちら蛇〜右手TANSY左手ERBSENと両肩STREKOZA、ok機体確認全部緑いけるよー」

ロウケン「ストレガΔ03、左KARASAWA、右LOTUS確認ok、”OVERED WEAPON:GRIND BLADE”チェックok、システムオールグリーンさっさと終わらせようぜ」

カムイ「神世七代、両手MIFEN、両ハンガーTANSYチェック・・・オールグリーン・・・んじゃ出撃しますか!」

かくしてストライクウィチーズは出撃した・・・

〜MoH拠点〜

MoH兵「何だあれは!?敵だ!敵影確認!AC4機!」

MoH兵2「迎え撃て!先の戦いで砲台は修理中だ!こちらからもACを出せ!」

カムイ「砲台は半分くらい稼動してないっぽいね」

サーニャ「MoHのACが4機ほど出てきましたね」
  
ヘキサ「ならチャチャっと終わらせようぜー」

今回も特に苦戦はしないだろう
たかがMoHだ負ける戦いではないはずさ
そう言い聞かせて俺は愛機ストレガΔ03を進め始めた

〜数刻語〜

MoH兵「撤退だ!撤退するぞ!」

ロウケン「楽勝だったな」

カムイ「こんなもんかー」

サーニャ「おわりましたね」

ヘキサ「ハハハハハ」

カムイ「んじゃ廃品とか探しますか」

ヘキサ&ロウケン「了解」

サーニャ「私は周辺警戒してますね」

カムイ「お願いー」

なにかいいものがあればいいのだが・・・
敵ACは俺の愛機に装備されてるKARASAWAでの狙撃や
サーニャのフリーガーハマーのキャノン掃射
ヘキサの蛇によるSTREKOZA一斉射撃
そしてカムイの神世七代によるMIFENの一閃により
敵のACは無残に大破しており、
ACからのパーツ回収は望めない有様だ
せめて敵施設からなにか見つかればいいのだけどなぁ〜

それから小一時間くらいしてか、異変が・・・

サーニャ「え・・・?スキャンに反応・・・みんな敵です!すぐにもどってください!」

ロウケン「・・・?敵だと?どこの所属だ?」

サーニャ「分かりません、ただ白いACが4機にナンバーとドクロをかたどったエンブレムです!」

いやな予感がする
すぐに探索を切り上げヘキサとカムイと合流しACに乗り込み
サーニャの元へむかう
なぞのAC部隊を相手に連戦が始まった

ロウケン「・・・つよい・・・!」

ここまでとは正直思っていなかった
いつもどおり・・・それが通用しない相手
どうしたものか

ヘキサ「こりゃヤヴァイんじゃねーの?」

カムイ「逃げたほうがいいかもしれないよね」

たしかにカムイのいうとおりかもしれない
ここで生き延びれば次につながる
そう考えてた時

サーニャ「あ・・・!」

ロウケン「!?どうしたサーニャ!」

サーニャ「相手のスナイパーーキャノンに打たれました・・・」

すでにサーニャはAPが10%前後
ヘキサとカムイも現時点で40%くらいだろう
ここは逃げるべきだな

ロウケン「しょうがないGRIND BLADEをつかう」

カムイ「マジ?」

ロウケン「マジ」

カムイはじょ・・・冗談じゃ・・・って顔をしている
がまぁ気にしないでもいいだろう
計画をみんなに話す

ヘキサ「つまり裏リーダーを囮にして逃げろと」

ロウケン「そうだ、なに俺の機体のコンセプトは知ってるだろ?むざむざ死にはせんよ」

ヘキサ「まぁ裏リーダーがいうならまかせるよ

ロウケン「逃げ切った後は元々計画してたとおりチーム解散、各自自由ってことでいこうか」

そう、俺たちは元々は15そこそこの人数はいたのだが
時間が過ぎるにつれ1人2人と消えていきいま4人
チームを解散しようとリーダーのカムイより話があがったのだ
解散後各自がどう軌跡を描くかは、しらんがね

カムイ「まーokんじゃま兄貴、またどこかで会おうな〜!」

ヘキサ「しょうがない・・・か、まぁ裏リーダー元気でなー」

サーニャ「ロウケンさん・・・、ご無事で・・・」

ロウケン「またな」

各自が別々の方向へ一気に逃げる
そしてその中の1機、ストレガΔ03の機体が
赤い閃光を放ち、莫大な熱を帯び、雄たけびのようなものを上げる
右腕部に背中に携えていた6本のチェーンソーが換装される
六角形を象るように巻きつかれた6本を耳を突き刺すような音と共に
高速回転させる
あとは高速で突進し相手を貫くだけだ

敵の白いAC達はやはりというべきか
そう簡単には当たってくれない、がいい撹乱にはなったはずだ
これくらいならあいつらももう逃げ切っただろう
俺もそろそろ切り上げるのが上等か?
GRIND BLADEの突進を利用しそのまま俺はグラインドブーストを起動させる
一気に敵から離れ、仲間たちが逃げた方角とは反対に舵をとる
そして敵は俺を追いかけて来るものの、程なくして追跡をやめたのか
敵は見えなくなった・・・

ロウケン「なんとか逃げ切ったか・・・あいつらも無事逃げれただろうか・・・」

残りAP30%を残しなんとか逃げ切り
自身しかしらない隠しガレージへ到着した

ロウケン「Δ03・・・お別れだ相棒、俺はこれから身を隠すがお前は顔が割れてるからな・・・チームΔのエースc「03・・・あのころが懐かしいな」

かつて身を置いていたチーム”デルタ”そしてそこの3だった自分と愛機
チームデルタも5人という少数精鋭だった
しかし各機がかなりの腕であったがためか
生き延びることができた
しかしその腕があだとなったのか
名を高めようとするミグラントや
謎の大型兵器の襲撃によって滅ぼされた・・・・
ありゃ多勢に無勢だっての・・・
なんだってあの巨大戦艦は・・・しかも4隻て・・・

ロウケン「じゃぁな相棒」

ロウケンは隠しガレージから外に出る
そしてガレジ横にあるでかい建物に入り
そこにはハンガーユニットに
大型のキャノン砲、”OVERED WEAPON:HUGE CANNON”を抱えた
重装タンク型AC
それに乗り込むロウケン

ロウケン「んじゃよろしくな雷雲、今日からお前が相棒だ」

雷雲、重装タンクの名前だ
Δ03からタンクに乗り換えたのだ
勢いよく建物の扉を突き破り
静かに前進していく
ただ、この砂漠は一人で行くには危なすぎる
タンク1機では不安すぎる

そういえばいつしかの青年・・・たしかシャドウといったか?
チームにこないかと誘ってくれてたな・・・、んー訪ねてみるか
たしかAK・・・マスタード・・・いやマスターズ・・・なんていったかな
まぁどこか適当にぶらついていれば見つかるだろう
タンク一機一人旅〜なんてな

さて、とりあえず向こうへ行ってみようかな・・・・



???「xxxxさん!xxケンさん!」
ん・・・?誰だ俺を呼ぶのは・・・

???「起きて下さいロウケンさん!」

ロウケン「あぁサン・・・か・・・今起きるさ・・・」

夢・・・・だったのか・・・

サン「みんな集まってますよ、ロウケンさんも早く来てください」

???「ほら、これでも飲んで目を覚ませ」

ロウケン「あぁムーン、すまんなぁ」

ムーン「目を覚ましたら行くぞ」

ロウケン「ブリーフィングルームだよな、すぐ行くわ」

懐かしい夢をみたもんだな
まさかあのころの夢とはな・・・
あいつら元気かな・・・・


ロウケン
男性 25前後
ガタイのいい感じの人
カムイとは実の兄弟
搭乗機体は中量二脚AC ストレガΔ03
LOTUSとKARASAWAによる中〜遠距離射撃を軸に
戦線維持を担当
OVERED WEAPON:GRIND BLADE搭載しており
チームの撤退の際の殿や戦闘開始直後の特攻撹乱に使用することがある
後にストレガを封印し重装甲タンクAC雷雲に乗り換える
オートキャノンとキャノンそしてOVERED WEAPON:HUGE CANNONを武装に採用しており
機動力こそなくなったものの今までどおりの戦線維持は可能である
口癖はいつもどおり
実は戦闘狂


カムイ
男性 16前後
長髪の髪型の人物
ロウケンとは実の兄弟
搭乗機体は中量二脚AC 神世七代
パイルバンカーとライフルを携えておりチーム内では偵察と前線を担当している
口癖はない
実はリーダーだが決定権はないに等しい


ヘキサ
男性 20代前後
長身のニヒルな奴
搭乗機体は重逆間接AC 蛇
ライフルとバトルライフルを使用し前線維持を担当
口癖はサーニャンニャン
実はサーニャにぞっこん


サーニャ
女性 17前後
健気なかわいらしい子
搭乗機体は重装甲タンクAC フリーガーハマー
キャノンを軸に火力支援を担当
口癖はねむい
実は狙撃の腕がチーム内でピカイチ
12/03/26 20:39更新 / メイヴ

■作者メッセージ
5年ぶりのリハビリ作品
半分はフィクション

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まろやか投稿小説 Ver1.50