・李の言葉は涼子の耳に届いていないらしい。涼子はキッと目付きを鋭くする。「それなのに何よ!最近、1年生は年に1人のペースじゃない!この現状をどうにかしなきゃダメなの!」「別にどうにかしなくてもいいような……」 この燈士の言葉も、涼子の前を素通りして行く。「第一、この学校で誰と付き合えって言うのよ!」(鉄扇寺風伯さん著オリジナル小説より抜粋)