ひわだぶき   ひわだぶき   ひわだぶき   ひわだぶき   ひわだぶき   ひわだぶき


<<桧皮葺>>


ここでは 古より現代に受け継がれてきた伝統工法 桧皮葺き
を説明します
桧皮とは樹齢 80年以上の立木檜より採取する皮のことを云
います

一番 内側の紅い色をした皮(あま肌)を残して採取した皮を
原皮と云います
この原皮から一番外側の粗皮(あらかわ)を取り除き10数種の
役物(説明)をつくります この作業を皮揃えと云います 

説明 (役物)各部材の名称

*蛇腹・・・・軒先及び破風軒先に使用します

*軒皮・・・・蛇腹の上に張り付ける皮(軒先の厚みを表します)

*上目皮・・軒皮の上に張ります(水切りの役目をします)

*平皮・・・・文字通り屋根の面積の部分です

 * 谷皮・・・・谷部に使用します

*隅皮・・・・隅部に使用する役物の一種(なま皮とも云います)

*破風皮・・破風に使用する役物の一種(なま皮とも云います)

*鏡皮・・・・唐破風に使用するなま皮の一種です

*エブリ皮・・唐破風頂高に使用します

*留皮・・・・隅部を固定させる為使用します

*背皮・・・・切妻屋根の破風を飾ります

*かため出し・切妻屋根の破風を飾ります


以上の各部材を準備する事で殆どの形の桧皮屋根を葺く事が
できます
これらの各部材を4分または5分づつ ずらしながら積み重ね
竹釘で止めて ゆきます


最近は原皮不足で困っています 国宝.重文等の葺き替え時
の為にも国は十分な対策を考えなくてはなりません

その為には緑の雇用事業の延長として原皮造りに役立つ檜林
を育ててゆく 様これからも訴えてまいります
緑の雇用事業は ただ雇用を生み出すだけでなく 日本古来
の伝統屋根を守る為にも もっと大きく成長させなければなり
ません



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