やまのはな   Japanese only  更新:2005年4月8日 2009年3月22日、2011年5月29日 このページの最後へ
 

   

   山登り   

   落ち葉のクッション
    踏みしめた落ち葉の堆肥暗がりでそっと息づく高縄の森
     山登り声がこだます目の下に古びた小屋の藪に溶け込み
   おおきなの反射もおおきちいさいはかすかに聞こえ山の手応え
    ヤッホーとアッホーホーを聞き分けておのが姿を山は返せる
     急な道抜ければ小屋が見え隠れ段畑後の草の勢い
   院内と横谷行きの分かれ道車を落とし我は関せず
    高縄の山で震える五月昼背中の汗が体冷やして
     後の人距離をあけては危険です迷子になって山道歩く
   五歳児のいやがる声を無理矢理に引っ張り上げる900の山
    トイレなの気付けば誰も待たずに旅す残されし人焦りの色で
     目の前の木々が行く手を隠しつつ急がば石が足を阻める
   六度ほど下がるの忘れ軽装で山道歩く素人怖く
    班員が揃わずまずは旅立ちを活動基本忘れ去られし
     年齢がやはり大事か資格など言えば誰でも受け入れ難く
   不参加の連絡なしに私事旅行山は阻める携帯電話
    参加者の名簿以外の参加者が活動阻むふるさとの山
     通り道小さな花が見え隠れそれが名前を尋ねて忘れ


  
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