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  山の端   yamanohana 

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                         更新:2004年 12月19

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   表題 :  寸法と規格  

   先日、特急列車で中国地方のO市まで乗った。
   結構大勢が利用しているようで、
   帰りは、I市でようやく隣の人が席を移動した。
   というのも、混んでいて、全ての席が埋まっていた。
   座席に座ると、両手分の幅がなくて、はみ出てしまう。
   席の仕切には一人分の肘掛けしかない。
   仕方がないので、窓側に体を少しむけて、右手はだるかった。
   2時間以上も苦しい姿勢。
   隣の人は我関せず。
   少し前屈みになって、雑誌を読むふりをして凌いだ。
   映画館でもそうだ。
   体の幅はあるが、両手の置き場がない。
   結局ひとりおきにしんどい人が出る始末。
   長距離フェリーの二等客室の毛布でもそうだ。
   毛布を半分に折って、そこに一人ずつ割り当てる。
   どういう神経をしているのか。
   国の偉い人が定める日本JIS規格では、
   日本人の体型は小さいままなのだろうか。
   それとも、そんな窮屈なところには行かない人たちが決めているのだろうな。
   これが日本政府の思いやりなのだ。規格を少し大きくするだけで良いのだ。
   あまりにも企業側に思いやりをしている。
   疲れ切った国民は、税金をさらに消費税アップで搾り取られる。
   それを決める総理や大臣、議員は居眠り国会。
   大臣席も電車の座席並にすればよい。勿論自由席規格で。
   とある市の美術館の講堂に入ったが、やはり狭い。
   隣の人の存在が気になって。
   何故、できないのだろうか、もっと楽に過ごせる寸法に。
   

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