やまのはな   Japanese only  更新:2011年7月10日(2002年11月10日頃開始)  このページの最後へ

鬼原物語No.6

 そもそも

 そもそも遠方の畑を借りるなんて、
 思った動機は草刈だった。
 山あいで育った身には棚田はあたりまえ。
 曲がりくねった水田で、
 稲藁で縛られた水稲苗を運んだのは遠い遠い過去の話。
 横の道を歩いてみると、ありますあります。
 蛍袋。これですよ、ひめじょおん。

 もう少し早ければ蛍が舞っていたに違いない。
 蛍が自分を待っていたに違いない。

 一番最初にお話しした品目の定植は秋になりそう。
 それまで持たさなければならないので、ひとまずニチニチソウ。
 時々夕方訪問しよう。
 でも、これからは藪蚊の季節。
 蛙の鳴き声を楽しんでから帰宅するようにしようか。

 今日は、はるか東方山奥のアジサイ祭りに出掛けることとしよう。

 帰りにでも様子を伺いに寄るかな。あ、今日は無理。

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平成23626日 日曜日7:11


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