ウイーン中央墓地

こウイーンにある中央墓地は名画「第三の男」のラストシーンで印象的に使われた場所である。
広大な敷地をもつこの墓地は、1874年にオープンした。この墓地にはウイーンで活躍した著名な音楽家や画家、そして作家、学者、彫刻家、建築家などの墓碑が意図的に集められたのである。
この中央墓地でもっとも有名なのが「グループ32A」という区画で、この区画にはモーツァルト、ベートーベン、シューベルトなどのウイーンで活躍した音楽家たちの墓が集中的に集められている。
中央墓地入り口
フランツ・シューベルトの墓
(1797〜1823年)生粋のウイーンっ子であった。
短い生涯の間に600曲を超える歌曲を作曲した。
「白鳥の歌」の作者らしく、台座には白鳥が彫られている。
もつとも花束が多いと云われているモーツアルトの墓
ベートーベンとシューベルトの墓に囲まれて中央にあるのがモーツァルトの墓である。
正確な墓所は確認されてはないが、このバンス・カッセルには1859年に記念碑として建設されたものである。
ルードヴィヒ・ファン・ベートーベンの墓
(1770〜1827年)
ベートーベンはドイツで生まれたが、1792年以来このウイーンに住み、生活をしていた。