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先週の月曜日(10月6日)の午前、カミさんが近くの医院へ行ったら、コロナに感染していることが分かった。その数日前から体調を崩し、咳がひどく、熱も38度台まで上がったので、医者にみてもらうことにしたら、この結末。
リンゴ農園の昼休みに、電話でそれを知らされた私。診察した医師は、これまでの経緯を考えると、私もほぼ間違いなく感染しているだろうと言ったそうな。これまでの経緯とは、10月3日の農園作業の際に、咳がひどく、悪寒、倦怠感があり、夜には37.5度の熱があったこと。その時点で私が発症していて、それがカミさんにうつったのだろうと。
確かに私は、10月に入ってから体調がすぐれなかったが、それは花粉症が始まったのだと思っていた。これまで何度も経験した花粉症の症状に、似ていたからである。発熱も、この程度ならありうるし、翌日には平熱になったので、花粉症を疑わなかった。
電話の直後、農園のオーナーに事情を話し、仕事を離脱した。車で帰宅する道すがら、大きな挫折感を覚えた。
発熱から十日間は、他人にうつす恐れがあるので、行動を自粛するようにと、医師から言われたそうな。と言うことは、あと一週間ほどは要注意である。その間、リンゴ農園の仕事に行けない。8日に予定していた燕山荘への訪問もキャンセル。来る日曜礼拝の司式が私の番になっていたが、それも辞退。クリスマスまで残り少ない聖歌隊の練習も欠席。多くの方に迷惑をかける事になった。
カミさんの話では、医院は凄く混んでいて、受付をしてから1時間後に出直したそうである。他に、コロナと診断された患者もいたらしい。まだまだコロナは健在なのである。
十日間の自粛は、他人にうつす恐れがあることと同時に、本人の症状が悪化する恐れもあるからと。症状は個人によって差があり、現状の我が家の場合は、カミさんが重く、私が軽いが、その私も無理な事をすればどうなるか分からない。登山などもっての外だろう。発熱した前の日に、裏山トレーニングを予定していたが、ひどく体が重い感じがしたので断念した。それは正しい判断だったと思う。
ところで、思いもしなかったコロナ感染で、突然一週間の自由時間ができた。この事態にならなければ、当分の間、毎日リンゴ農園へ通うことになっていたのである。もちろん遊びに行く事はできないし、行動に制限もある。しかし、私は症状がほぼ消えているので、自宅での生活は普通にできる。この際、普段やろうと思っても出来なかったことをしようと思った。
それで、工房の片付け、清掃をすることにした。これは良い思い付きである。
夏に来た次女の婿殿が、次女にこっそり言ったところによると、「お義父さんの仕事場、ちゃと片付けた方が良いと思うけど…」。彼は重工業メーカーの工事部門で働いていて、日頃「整理整頓」を指導する立場である。作業環境を整えるのは、作業の能率の面で、また安全の面でも重要な事である。それは重々分っているが、なかなか実行に移せないのが現実である。
今回は十分に時間があるので、かなり徹底的にやろうと思う。数日はかかるだろう。