三連キャビネット
カバ材  W1150×H1000×D500      価格 460,000円       

引き出しと扉がそれぞれ横並びに三つあるので、三連キャビネットと呼んでいます。本体は四枚の板を「組手」の技法で接続して組み立ててあります。極めて堅牢な構造です。また、組手のコマの断続する模様が、意匠的にも美しい。丈夫さと美しさの両方を兼ね備えた構造だとも言えるでしょう。

百年や二百年はもつと思われます。引き出しも扉も、全て無垢板で作られています。引き出しの組み立ても「組手」の技法を使っているし(下の写真)、扉は「ほぞ組み」です。よほどデタラメな使い方をしない限り、壊れる可能性は無いでしょう。しかし、仮に万が一組み合わせ部分が外れたとしても、修理をして再び使うことができます。しっかりとした無垢材で出来た家具には、そのようなメリットもあります。

ただ一つの欠点と言えるでしょうか。重量がかなりのものになります。このキャビネットで、私の体重くらいありました。



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