◆プリインストールPCへインストール際の注意点


現在、WINDOWS-2000をインストールするPCとなると、
あらかじめXPが入っているPCに追加となる。


まず一番最初にやっておく事…それは、
あらかじめXPの「ntldr」「NTDETECT.COM」「bootfont.bin」を必ずバックアップしておく事。
ただし、この3つのファイルは通常設定では表示されない様になっている。

これらのファイルを表示させるには、
1.「プログラム」→「アクセサリ」→「エクスプローラ」を開き、
2.「ツール」→「フォルダオプション」→「表示」
3.ここから、「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックマーク、
  「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」に付いているチェックマークをはずす。

3つのファイルをバックアップ後、WIN-2000のCDを入れて電源ONし、CD-bootを選択すれば、
自動的にインストールが作業が始まる。


ココで気をつけたいのは、WIN-XPと同じパーテーションにインストールするのではなく、
WIN-XPがCドライブなら、隣のDドライブにインストール先を指定する。
WIN-2000とXPでは、「Program files」のフォルダ共有ができない為と、
後々メンテが必要な際に、別パーテーションに入れた方が都合がよいからだ。
(既にDドライブに違うOSが入っているなら、Eドライブでもよい)


インストールが終了した際、ここで最初の問題が発生する。
元々入っていたCドライブのWIN-XPが起動できなくなり、
Dドライブに追加したWIN-2000だけが起動する様になってしまう。
これは、CドライブのXP起動ファイル(=ntldr)が、WIN-2000によって書き換えられてしまった事による。
新しいOSに対し、古いOSを追加した為、新しいOSが起動できなくなったという事。
(古いOSに新しいOSを追加する際には起こらない現象)
これをクリアしなくてはいけない。


ココで、上記でバックアップをとっておいた3つのファイルが必要になってくるのだ。
起動したWIN-2000の、「プログラム」→「アクセサリ」→「エクスプローラ」を開き、
バックアップしていた XPの「ntldr」「NTDETECT.COM」「bootfont.bin」の3つを、
XPの入ってるパーテーション(=Cドライブ)に再度、上書き保存をかける。


これで再起動をした際、以後毎回、最初に黒画面(=DOS画面)で OS を選択できる様になる。