まず、左写真の工具を一式揃えます。 左より、 プラス・ドライバー プラス・ドライバー(ドライバーの長さが11cm以上ある物) 精密マイナス・ドライバー(2.0ミリ) 6角レンチ(2.5ミリ) 電子機器用ピンセット |
背面外装パネルの外し方 |
では、実際に解体作業に入ります。 まず、必ず電源をコンセントから抜いておいて下さい! 本体の後部パネルから解体していきます。 本体横の止めネジ6本をプラス・ドライバーではずしていきます。 |
次に、本体後ろの4本の止めネジをはずします。 これで、バックカバーがはずれます。丁寧に水平にはずして下さい。 |
前面外装パネルの外し方 |
前面パネルより、ヘッド・アセンブリカバー(6角レンチ使用)、テンション・アーム、キャプスタン・ピンチローラーをはずしていきます。 テンション・アーム、キャプスタン・ピンチローラーのヘッド部分は半時計に回せば良く(ネジこみ式)、 テンション・アームのテープガイド部分は、精密マイナス・ドライバーを使って外します。 アーム自体ははずさなくて大丈夫です。 (ってか、この段階では、はずれません…) また、キャプスタン・ローラーには小さなワッシャーが2個ついていますので、紛失しないように細心の注意を払って下さい。 ちなみに、ヘッドアセンブリー・カバーを外すと、左写真の様になります。 |
前面パネルをはずす為には、一度、左写真の様に基盤の固定ネジ2箇所をはずします。 |
基盤固定ネジをはずすと、ドア式の様に、基盤を手前に倒す事が出来ます。 次が意外と結構面倒な個所で、前面パネルをはずす為に4個のネジをはずさなくてはなりません。 (はずすネジは、基盤に向かって手前側の金属枠を見ると、長いドライバーを挿入出来る様に、 切り込みが入っていますので、だいたいネジの位置は見当つくかと思いますが…) 1〜4の位置にあります。 |
内側から、長いプラス・ドライバーを使用し、ピンセットでネジを補佐しながらはずします。
丁寧に行わないと、ネジが基盤の底に落ちるハメになります。 万一、基盤の中にネジを落としてしまった際は、 必ず落としたネジは発見して内部から取り除いて下さい。 |
内側からのネジ4本はずして、そのまま軽く手前に引けば正面パネルは取れ、左写真の様な状態が現れます。 (ヘッドのCUEボタンの引っ掛かりには要注意!) |
メーター&コントロールパネルの外し方 |
まず、背面パネルと前面を外しておきます。 必ず電源をコンセントから抜いた状態を再度、確認下さい。 ウッカリ忘れて、最悪、感電死しても全て「自己責任」です。 |
本体を逆さにして、正面パネル側の1〜4のネジをはずします。 3〜4は反対側もはずします。 これで、本体から操作パネル&VUメーター部分が外れる様になります。 |
この様に、本体から操作パネル&VUメーター部分が外れます。 ただし、内部基盤より6つのコネクターケーブルと電源がつながっており、いきなり無理に引き出すのは絶対やめて下さい。 また、細いケーブルがわりとギリギリの状態で伸びているモノも多いので、 急激に無理に引っ張り出して、基盤のハンダづけ足部分で、ケーブルを痛めない様に注意します。 |
既に外したカバーの裏面ですが、1〜6の箇所にネジ止めがあります。 1〜2の箇所のアップ写真を撮影忘れたのですが、 基盤上でも大体の箇所は、この位置を参照に判別できると思います。 |
実際の基板上での位置、3〜4はこの場所です。 ただし、4のネジは非常にアクセスしにくい場所であり、 また、主電源ケーブルに隣接してますので細心の注意が必要です。 |
この基盤は操作ボタン系とカウンター制御系が、 一枚の基盤として収められています。 この基盤に、パネル固定ネジ用の穴が2箇所空いていますので、 すぐ判ると思います。 同じ様に、6のネジにアクセスするのはケーブル長さ都合上、 注意と根気を必要とします。 |
パネルを手前にゆっくり引くと簡単に外れます。 ただし、パネルをここまで外すのは、 VUメーターの電球切れ、カウンターの修理(ハンダの当て直し)程度 であっても、全く外す必要はないと思われます。 元に組み立て直すのも、非常に根気と時間を要します。 何かの都合でパネルを外す必要があった場合の 参照資料として、一応載せてみました。 |
電球=6V・30mA (1個160円程度) 電球の大きさは、長さ1cm以内・径4m/m以内の物で、 赤く点滅するレコーディングLEDと共に、 VUメーターの裏側にある基盤に取り付けられています。 |
ちなみに、カウンター基盤に載せられてるICは「LM 8523」42pinです。 pin出力は、5Vか0Vです。滅多に壊れる物ではなさそうです。 |