Mai Kuraki〜倉木麻衣〜 |
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基礎データ | ||||
生年月日 | 1982年10月28日 | DVD | FIRST CUT | |
血液型 | B型 | Mai Kuraki & Experience First Live Tour 2001 ETERNAL MOMENT | ||
趣味 | 絵画(イラスト)・映画鑑賞 | Mai Kuraki “Loving You…” Tour 2002 Complete Edition | ||
99年10月Mai・k『Baby I Like』で全米デビュー | My Reflection | |||
99年12月8日『Love, Day After Tomorrow』日本でビュー | Mai Kuraki 5th Anniversary Edition Grow, Step by Step | |||
2005年立命館大学産業社会学部人間文化コース卒業 | 新譜 | Growing of my heart 2005年11月9日 | ||
卒論 | ライブ空間の考察 | |||
アルバム | delicious way | |||
Perfect Crime | ●3000円以上購入で全国送料無料!(一部地域除)倉木麻衣/FUSE OF LOVE |
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FAIRY TALE | ||||
If I Believe | ||||
FUSE OF LOVE | ||||
ワグナーと倉木麻衣 | ||||
ワグナーと倉木麻衣ではあまりに繋がりがなさ過ぎる! そう思う方々のほうが多いだろう。 私もそう思う。しかし、私にとっての共通項というのはある。 ワグナーの音楽はよく麻薬にたとえられる。一度耳にしてその味を知ってしまった人には絶えずその刺激を受けていないと禁断症状のようなものが生じる。 私は自分が目覚めている時間のすべてがワグナーの音楽が聞こえていてよいと思っている。 決して、飽きることなく聞き続けることができるのだ。あの無限旋律は自己を世界に融合せしめる、いわば宗教体験、かつ、しばしば性的刺激にたとえられてもいるのがワグナーの音楽なのである。 さて、倉木麻衣の音楽。これも同じような刺激を感じる。わずか4分〜6分ぐらいの曲にズルズルと引っ張り込まれる。 力を込めずに楽な力である程度の節度と統一感と緊張感を以って、歌う倉木のスタイルは、私がワグナーの指揮者として、もっともふさわしいと信じてやまないハンス・クナッパーツブッシュを髣髴とさせる。 |
あの練習嫌いの、哲学者としてのワグナー指揮者は完全に聴衆をひとつの音楽的世界へと溺れさせるのだ。 これを聞いた者は自らの力で現実に帰ることは決してできず、指揮者のタクトにより、催眠術の罠にかかり、自己を失い、絶える事のない恍惚感に浸らされるのである。 倉木はやはり、そんなミュージシャンなのではなかろうか。特に初期の倉木の音楽はそんな感じである。WINTER
BELLS迄は少なくともよく 制御の効いた歌い方で倉木世界の海を漂流させられる。その漂流は決して悲惨なものではなく、むしろ恍惚感を伴うような類のそれだ。では、WINTER BELLS以降の音楽が魅力ないかといえば、そんな事もなく、むしろいい意味での期待を裏切ってくれたという、楽曲だと思う。 期待を裏切るというのは絶対に必要である。期待を裏切らないものはどうしてもマンネリという悪循環に陥らされてしまうのである。ワグナーのオペラの魅力のひとつはそれぞれが数時間の作品で、とりわけ、「ニーベルングの指環」は14時間近くあるのだが、常に予想外の局面が展開していく。そんな風にこれからの倉木にもわれわれを裏切ってもらいたいと思う。 |
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