NPC たち(詳細) ◇

ナイニーアの君主 モナーク ザ エドワードV世
ML12 , AL N , S16 I15 W9 D13 Co14 Ch13 , hp69 , Save F18
現在56歳 18レベルロード
設定:0556/12/29、ラナルハイム生まれ。世間からはナイニーア君室人の誇りと称され、精強にして偉大な君主というようなイメージで伝聞されている。が、彼自身は、戦うのが好きなだけで、実はそれほど支配や権力に興味のある男ではない。それらはただ、ケンカ(彼の意識では、戦争もケンカの延長でしかない)を行い、それに勝つのに必要だから所持している、というだけに過ぎない。そんな彼が、どうしてそんな偉大な呼び名で呼ばれるようになったかは、以下のような理由にある。
30年前、ナイニーアの南に位置する北フレイアード(旧アタィンム)と南フレイアード(旧コルシュレーク)が、大きな戦の後に統合、そしてさらにロガールとの戦争に突入していったが、ナイニーアはその時、分岐路に立たされた。それは、君主アーサーの時代から連綿と続くアタィンム同盟の方針を尊重し、フレイアードとなった後も同盟を続けるか(アタィンム同盟尊重論)、それともアタィンムが滅んだことを契機にロガール同盟にくら替えし、混乱に乗じて旧アタィンム領土を切り取れるだけ切り取るか(領土拡張論)、という分岐路である。これに対してエドワードは、結局前者の「アタィンム同盟尊重論」を取った。これにより、国内の急進派は君主エドワードを日和見主義、ことなかれ主義と罵ったが、彼は意見を翻すことはなかった。アタィンム同盟尊重論を取った理由は、ただ単に、「あんな(ロガール帝国の)頭の固いジジイどもより、若くて頭が柔らかそうなファレイのおっさんと組んだ方が国にために良さ(儲けられ)そうだ」という理由で、まず一戦フレイアードと共にロガールと戦を交えて自国の強さをアピールしておいて、次の瞬間にフレイアードと改めてアタィンム同盟とほぼ同様の(アタィンム、というところがフレイアード、という字に変わっただけのような)同盟を結んだだけなのである。それが結果的に良かっただけということなのだが、それを拡大解釈して「あの国がファレイによって強固な統一が果たされることを君主エドワードは予見されていたのだ」とか、「旧体制のままで驕ったままでいるロガールをはなから相手にしなかった先見の明」だとか周りがはやしたて、噂が尾鰭をつけ、結果、彼は英雄王の偉業に匹敵する功労者として勝手に尊敬されるようになっていたというのが本当の所である。

性格:彼にとって、生きることとは戦いであり、そして彼にとって戦いとはゲームなのである。権勢を高めることも、国家の収益を上げることも、民の暮らしを良くすることも、それが結果的に自分の好きな「戦争」が自分にとって有利になるから行っているのである。彼は無用に人殺しを好む男ではないが、情に流されるお人よしでは、より以上にない。必要とあれば顔色ひとつ変えずに人を処刑する。権力者として、努力して無慈悲を保つのではなく、エドワードという一個の人格が、不必要な者を平気な顔して切り捨てられる、つまり自然に人を切り捨てられる一面を持つのである。反面、彼は仲間、味方には厚く遇する。自分という『国家』に味方する他人という『同盟国』を、大切に扱うのである。彼の考え方では自分一個人がすでにして『国家』であり、自分以外の他人はすべからく『他国』という認識なのである。逆らえば戦争してこれを滅ぼし、仲間や味方ならば従わせたり国交を結んで自身の充実を図る、という訳である。

容姿:口ヒゲもたくましい、いかつくも勇壮な顔立ちをしている。身長は6フィート4インチ[190 cm]に届こうかというほどであり、体格はその長躯に見合った頑健なもの、体重は192ポンド[87 kg]ほどである。髪や髭は純度の高い黄金のような鈍い金色と、年老いた証しである白いものとが混合している。王ではあっても彼の場合、自らを軍人として律している。過剰な酒色に溺れることはないし、その生活は軍人のように規則正しいものである。実際、若いナイニーア兵が王の規則正しい姿に襟首を正すことは多い。ただしそのため、服装とか宮廷作法とかには無頓着で、優雅さを求める文官肌の上流階級者には失笑を買うことも稀にある(無論、彼を正面から侮辱するような恐ろしい真似は、彼らは避ける)。無骨な軍人肌の王な訳であるが、そんな彼も唯一、他者の失笑を買わないように密かな趣味として、花が好きなことが上げられる。今は亡き君妃とは、そんなエドワードの意外な趣味を共通点として結ばれた。

"若獅子"君子 アーク ザ ウィレム
AL L,
現在27歳
設定:0587/02/27、ラナルハイム生まれ。質実剛健な戦士。顔は、父王の強面ではなく今は亡き君妃の繊細な顔に似た。ナイニーア軍の副指令として、日々を軍事に費やしている。彼は12年前にロガール帝国との国境での小競り合いで初陣を飾り、そこで完勝に近い勝利を軍にもたらす。以来、戦そのものは負けても彼の率いる部隊が無残に壊滅したことはなく、軍人をはじめとするナイニッシュは彼をして「若獅子」と呼び称える。

性格:父親に似て血気盛んである。政を毛嫌いしているところまで父親似。だが、父親と違うところは、正義を愛していること、大義名分を大切にすること。

宰相 アーク ザ バーナード ウィルバーフォース
AL L,
現在61歳
設定:0553/07/28、ラナルハイム生まれ。君主エドワードV世の、国務・軍務・財務・等、全ての政を輔佐する地位の人物。尚武の国ナイニーアにあって、文事はしばしば軽視されがちであるが、彼が軽視されることはない。文官たる彼が軍人にすら敬意を払わせている理由は、常にドルイドとの生命掛けの交渉を経由しなければならない国土開発を、彼は何度も行い、そしてその都度成功を収めているからである。彼のその功績のお陰で、英雄君主アーサーの統治時代からほとんど増えることのなかった街道が拡張され、それに比例してモンスターへの脅威も少なくなった。基本的にこの国で階級が下の者が上の者を尊敬することは希であるが、彼はその希な例の中に含まれる。彼はまた、かの偉大なる「ナイニーアの軍略の祖」ギルバート=ウィルバーフォース卿の子孫でもある。

性格:彼は、"威厳"や"才能"という言葉に服を着せて立たせた、という表現がよく似合う。それだけ寡黙で、実行力に富み、公平で、職務に忠実な有能な男である。ナイニッシュの高官でもっとも聖人に近い者を挙げるとすれば、それは彼、バーナードを置いて他にない。彼は軍略の開祖ギルバートの子孫であることに巨大な誇りとそれに比例した責任を感じている。最上階級ウィルバーフォース家の当主となるべく生まれてきたと認識したその日から、誰にでも誇れる自分であることを自身に誓約したのである。

ラウニィの大司教 アーク ザ アン
AL L,
現在67歳
設定:0546/10/03、ユグドール生まれ。先住ナイニッシュの代表として、常に君主の側にあって民政におけるご意見番を務めている。もっとも最近では、原住民と海賊移民という違いも薄れて来ていて、混血もかなり進んでいることから、そろそろ大司教の後継者を血筋で考えなくてもいいかも、と考えている。実際にはまだまだ酷い差別が残っているのだが、彼女の元にまでその話が伝わってこないのである。
私だって若い頃は絶世の美女だった、が口癖。
気品のある老女。

女聖騎士 アッパー ザ ジュリア トインビー
AL L,
現在28歳
設定:0586/03/17、リルンガップ生まれ。幼い頃からラウニィ神殿に預けられて文武に勤しみ、20になる頃にはナイニーアに敵対する海賊退治で大功をあげた。以後も精進を続けてパラディンとなり、ラウニィの正義と君室の栄光のためにその槍を掲げた。聖アンの進言がエドワードV世に聞き届けられて上流階級に封ぜられ、また近衛女聖騎士団「ヴァルキュリア」に入隊し、そして順調に筆頭聖騎士にまで成り果せた女傑。パイクの名手。

"猛虎"騎士団長 アッパー ザ エリック シャフリベル
AL L,
現在27歳
設定:0587/06/15、ラナルハイム生まれ。まさに戦士となるべく生まれたような、恵まれた肉体を持ってこの世に生を受けた。ウィレムに輪をかけたような熱血漢で、無茶を通り越した無謀な男である。正義と人情が大好きな単純明快な性格。自分のことを棚に上げて、ウィレムの無理を諌めるのも特徴。ウィレムの「獅子」に対して、「猛虎」と呼ばれることがある。

シェイルロームの司教 アーク ザ セシル ホィット
AL N,
現在33歳
設定:0581/03/19、リルンガップ生まれ。ラウニィ神殿が先住ナイニッシュの心のより所ならば、シェイルローム神殿は移住ナイニッシュの心のより所である。彼らは荒れ狂う海を渡ってナイニーアの地にたどり着き、先住民を導いて文明国家を打ち立てたと思っており、そのことに誇りをもっている(無論、この考え方は先住ナイニッシュには評判が悪い)。ゆえに、シェイルロームは彼ら海賊の血を引く移住ナイニッシュの守護神なのである。このような理由から、シェイルロームは主にナイニーアの有力者に信仰されている。彼はそんなシェイルロームの神殿を国家相手に代表する存在である。しかし信者に王国の国政を担う上層部の人間が多い優越感から、彼はラウニィ神殿の僧侶より全然修行が足りない(修行などしなくても俺は偉い、という訳である)。聖アンとなど、比べるべくもない程度の魔力しかないのである。だがセシルは、自らの自尊心を守るためのその事実を認めようとしない。基本的に、尊大で神経質なイヤな男であるが、おだて透かすと急ににこやかになって友好的になる。どちらかと言えば、分かりやすい部類の人間であろう。

国民的に有名な怪盗の三代目 アルコール ショパンV世
AL C,
現在??歳
設定:200年以上前、ユリニア大陸には世界各地を駆け回り、宝をかき集めた伝説的な怪盗がいた、と言われている。この人物は、その怪盗のIII 世であると世間に名乗り、盗みを働いている。

ドルイド長 エンリケ
AL N,
現在??歳
設定:生年月日不明。ナイニーアの神秘性を高めるのに一役買っているのが彼らドルイドである。彼らは先祖がこの地が氷に閉ざされた辺境となる前からシェトラウドの森からこの地を見守ってきた一族である。彼らは独自の文化を築いているが、文明との交流を極力避けているため、詳しいことは何一つ分かっていない。唯一、この族長の名前だけは分かっているだけである。彼は、生命掛けの交渉にやってくる宰相バーナードと知り合いだからである。

リルンガップ太守 アーク ザ ニコラス ハリフォックス
ML10, AL L, S16 I14 W10 D11 Co12 Ch14, hp52, Save F12
現在62歳 12レベルナイト
設定:0552/06/09、リルンガップ生まれ。海賊が移民してきたナイニーア建国当時から続く、名門中の名門、最上流階級ハリフォックス家の現当主である。親兄弟はすでに他界しており、家族は20歳以上若い夫人と、その夫人との間にもうけた3人の子供たち(全員男)である。
彼は戦士としても一流だが為政者としての能力も一流で、ナイニーアの財政の要であるリルンガップの繁栄をしっかりと保っている。またナイニーアの抱える海軍の総司令官でもあり、国家公認の海賊軍隊も運営している。君主への忠誠心は強固で、ナイニーアが滅亡する時があったならば、たとえ助かる道があろうとも彼は共に滅びる道を選ぶだろう。
そんな有能にして立派な騎士たる彼にも、悩みの種が3つある。
ひとつは海洋商人ギルドの存在である。彼らはことあるごとに貿易であがる利益を独占しようとしたがり、また脱税の犯罪が一番多いのも、彼ら海洋商人ギルドの息が掛かっている者たちなのである。表立った証拠がないために海洋商人ギルドそのものを潰すこともできず、また国家貿易の妨害も同様である。ニコラスにとって海洋商人ギルドは、目の上のタンコブであるといえよう。
2つ目は子供たちのことである。彼は晩婚であったために、末子の年齢は20歳そこそこ、長男でも20後半なのだが、まだ誰も縁組みの話が無いのである。原因のひとつは、彼らの放蕩クセがあげられる。誰も、結婚して家や政治に縛られたくないと、毎日を遊んで過ごしているのである。「揃いも揃ってダメ息子どもが」が口癖。
最後のひとつは、最近ハゲてきた頭髪である。彼は鏡を見る度にため息をつき、そんな自分にまたため息をつく毎朝を向かえている。

太守の不肖の息子 アーク ザ スティーブン ハリフォックス
AL L, S7 I18 W14 D10 Co8 Ch15, hp21, Save F7
現在27歳 7レベルファイター
設定:0586/09/08、リルンガップ生まれ。名門、ハリフォックス家の長男である。下に二人の弟がいるが、「そろいも揃ってダメ息子」というのが親と世間からの評価。
スティーブンは毎夜、街の繁華街に繰り出しては酒と博打と女にうつつを抜かす典型的な放蕩息子である。
取り柄といえば、どんな難攻不落な女でも口説き落とす弁舌と甘いマスク、それに負けない博打の仕方というある意味"男らしい"青年。
時々、リルンガップに遊びに来る二人組みの同年代の友人とどこか外に遊びに行ってしまうという、名家の坊っちゃまらしくない危険を顧みない冒険僻も、親の頭を抱えさせている種の一つ。
幼い頃は、利発で優れた素質を見せていたのに、と父親と20以上も年の離れた母親をも嘆かせている。

海洋商人ギルド長 チャールズ シューエル
AL C,
現在55歳
設定:0559/01/16、ラナルハイム生まれ。ナイニーア君主国の財政の要、リルンガップの貿易の大半を担う海洋商人ギルドの長。国家の貿易を影から邪魔したり、手下の商人たちに脱税をさせたりと、とにかくリルンガップの利益を独占しようと企んでいる。そして、それを当局に知られないように手回しするのも得意である。自分独自の盗賊組織も所持していて、裏世界にも通じている。

ユグドール太守 アーク ザ フィリップ ロッカート
AL N,S11 I17 W9 D14 Co7 Ch8, hp??, Save MU9
現在34歳 9レベルマジックユーザー
設定:0579/10/26、ユグドール生まれ。白いローブに身を包んだ痩せぎすの壮年。 顔も頬の肉が少し落ちているが、健康そうな肌つやをしている。 間違ってもコレステロール過多で死亡することはなさそうなタイプである。 フィリップは神経質そうな目をいつも周囲に配っており、 実際細かいことが気になる。窓枠に指を走らせ、 埃が積もっていたら許せない性格である。自国は当然として、 近隣諸国からも「学術の都」と呼び称えられるユグドールの太守に相応しい教養を、 フィリップは身に付けている。だがそのために、物事の理解の遅い者への無慈悲な不理解という難儀な悪癖を持つ。 フィリップは、悪人ではないが付き合いやすい人物ではより以上にない。 ユグドール太守館に勤務するメイドたちは、他の太守館のメイドよりも胃潰瘍の病気に罹る率が多い。
この国は辺境に塔を構える魔術師たちが独自に魔法研究を進めていることが多く、 ギルドを建設してまとまろうという意識は希薄である。 そんな中で、このフィリップはナイニーアに魔術師のギルドを設立させようと努力するひとりである。 彼はそれが、君主国のためにも魔術師のためにもなると信じている。

ボルケンの司教 アッパー ザ フローレンス ベーコン
AL L, S8 I13 W14 D11 Co12 Ch11, hp35, Save C10
現在41歳 10レベルクレリック
設定:0572/09/14、ユグドール生まれ。ユグドール、知識のイモータル・ボルケンの聖堂を治める司教。落ち着きがあり、物腰が柔らかい。子供や大悪人であっても敬語を忘れず、誰隔てなく接し、誰隔てなく罪も罰も裁ける人物。王都に住まう聖アンは、クレリックというには少々次元が違ってしまうので、ナイニーアでクレリックらしいクレリックといえば、彼、フローレンスのことを指す。彼は書物を愛している。その点で、英雄君主アーサーが、理念で作ったこの都市の住民に相応しい人物と言える。彼は後に、このような言葉を残している。
「書物は著者の人生の縮図、大自然はイモータルの書物」
ボルケンの僧侶たる彼に、相応しい言葉と言えよう。
太守フィリップの、相談者と友人と理解者の3役をこなしている。

ダランガリア山脈の奥に住む魔道師 ベケット
AL N, 現在73歳
設定:未だに他国から神秘めいて語られるナイニーアの魔術師を、象徴するような老人。
虚仮威しも外交のひとつであると、彼は、国元のナイニーア魔術師の虚像を作り上げることに力を貸している。世俗との関係を一切断ち、虚構が広まるのを黙って見ているのである。今や彼は「神秘の時代の魔法を操る」だの「イモータルの化身(アヴァタール, Avatar)である」だの「神話の時代から生き続けている不老不死者である」だのといったご大層な評価を受けているが、実際の彼は、神話の時代の魔法も使わなければ、イモータルでもない。ただ単に魚料理と大して高級でもないワインが好きな、普通の魔術師である。ただ、その実力は本物。

雪壁氏族の"雪槌" オルファスキー
AL N, Save
ドワーフ
設定: ダランガリア山脈に住まうノーシャドワーフ、スノーウォール(雪の壁)氏族のクランマスター。絵に書いたような、無口で無骨で酒好きで強靭という典型的なドワーフ。他とあまり関わりを持とうとしない、排他的な氏族の風潮の文化を体現している人物。

雪壁氏族の"雪印" ルサートゥニコフ
AL N, Save
ドワーフ
設定: 別に食事当番の時に食中毒を出した訳ではない。聖印をとっても大切にするために、上のような二つ名で呼ばれているのである。

コーンウォリス太守夫人 アーク ザ レベッカ コーンウォリス
AL C ,S6 I17 W9 D13 Co9 Ch18 , hp30 , Save mu15
現在38歳
設定: 0576/03/16、フレイアード王国はミリアネス生まれ。20年前にリルンガップ太守とフレイアードで知り合い、妻となったという。貞淑で賢妻の誉れ高い佳人、ともっぱらの噂。太守の連れの1人息子が病死して以来、塞ぎ込んで涙と共に暮らしているらしい。近年、その姿を大衆の前に見せていない。

自称最強の剣闘士 トマス
AL N , S18 I14 W12 D17 Co16 Ch10 , hp79 , Save F19
現在51歳 
設定: 0562/11/10、リルンガップ生まれ。ナイニーアは南のフレイアード、そこに春夏秋冬、毎季節旅立ってはミューンの街の「戦士の宴」で惨敗して帰ってくるダメダメな老戦士。しかし帰国してブリスディーンの酒場でその事を語る時は、その試合の「勝者と敗者がまるで逆」に語られ、そして「あとちょっとで勝てそうだった」と締めくくり、後はその負けた言い訳を延々酒場の看板までタラタラと呪文のように唱えるのである。酒場の常連からの通称は「言い訳の最強」。治安の悪いこの街の住民からは、冷笑と侮蔑の視線で見ている者もいる。

※NPC の生年月日は、見易さの都合により帝国暦で記されています。
















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