キャラクターの登録所 ◇

あなたは、さびれた路地に入り、
うすぎたない小屋を見つけた。



あなたは何かに後押しされたかのように、
衝動的に中に入っていった。

中は、外よりさらに薄暗く、
なぜなら明りが天井から吊るされた粗末なランタンだけだったからだ。

眼鏡をかけたひとりの老人が、
短くなったロウソクと、
羊皮紙と羽根ペンの置かれた小さな机を前にして座っていた。

老人は、豊かな口ひげを2、3回なでると、
眼鏡を右手の人さし指でくいとあげ、
あなたに目線を合わせてこう言った


「ここは、冒険者の登録所じゃ。

「この世界の冒険者はみな、一度はここを通るのじゃ。

「どうかね? お主もここへ立ち寄ったのなら、
「この世界での冒険を望んでおるのじゃろう?」

さて、老人への、あなたの回答は…

「はい」と答える
「いいえ」と答える

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