黒 釉 象 嵌 銀 彩 角 鉢
この一点は現代作家の作品として希に見るオリジナリティの高い作品である。
単に奇を衒ったアイデアや思いつきで制作されたものではなく、日本の古典的な
装飾や文様を良く知った上で、各時代の差違や技法の型にとらわれず、独自の
手法を編み出し、全く新しい型で表現している。一見古陶と見違えそうな落ち着
きがあるが、技法的に見ても文様の構成を取っても独創性が高く時代にとらわ
れない普遍性を備え、美術品としての本質的な要素を持った器で
味わいの小紋象嵌
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坂本素行
径23.5cm 高7.2cm