質感
しっとりと油を引いた様な
風合いを持つ質感。
石黒宗麿芸術の真髄は質感に有り。
焼上がりの風合いの美しさをねらい、完璧な焼の肌を追
求した。ちょっとした焼き過ぎも微妙な焼手前も全て省き、
油を薄く引いた様なしっとりとした風合いを求めた事で焼
成の基準が高く、一窯の内概ね8割は省かれていた。
作品が少ない所以である。
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