『Ai Micro-NIKKOR 105mm F4S』 バスターライフル・ロックオン!!大艦巨砲主義 ギ66 私が現在所有しているレンズの中でも特に好きなのがこのマイクロ105mmF4です。 ニッコールのマイクロはシャープさで有名ですが、このレンズも開放から とてもシャープでかつ画面隅々まで破綻のない安定した描写です。 特に気に入っているのが、色乗りがとても綺麗なことでよくありがちなハデ過ぎさもなくとても自然な色再現です。 ピントが完全に合った部分の立体感は被写体を浮き立たせるようで 被写体の色と線が持つ立体感を繊細さで優雅に引き出してくれます。 開放値がF4なのでボケは大口径中望遠に比べると大きくならないのですが、ボケの描写が綺麗で軟らかさも感じます。 最近のレンズと比べるとレンズ構成が3群5枚と少ないですが、逆に設計的に無理がないためか描写は安定してきわめて秀逸。 デザインが洗練されていて、レンズ自体の作りも丁寧で気に入りました。 組み込み式フードが内面反射を抑える為に植毛処理されていたのは感動でした。 このレンズは中古カメラ店で探していたのですが良品は入ってくるとすぐ売れてしまうので結構手に入れるのが大変でした。 New、Ai、Ai-sの3種類ありますが、1番人気はAi-sみたいです。私が手に入れたレンズはAi-sで12000円でした。 なかなか良い買い物だったと思います。Ai-sはAiと比べると若干小型化されています。 中古店によってはAi-sだと5000円以上高いところもあるので中古を買う時はたくさん手に取って見るのが1番です。 とこんな風に偉そうに長々と書いていますが、中望遠マクロはこれ1本しか所有かつ使用したことがないので、 他社の中望遠マクロとぜひ撮り比べてみたいですね。 私としてはこのレンズにとても満足していますが、コンタックスのマクロ・プラナー100mmF2.8や オリンパスのズイコーマクロ90mmF2等の有名な中望遠マクロは多々ありますが どれも高価で何本も中望遠マクロを持つなんて贅沢はできないのが本音です。 最近接時には上の写真のようにかなり長くなります。50mmクラスのマクロレンズでも結構長くなりますから 厳密な接写を試みる時は三脚は使用した方がいいです。 もどる |