「おかしいやろっ!」
ドンッ!!
机を叩く音が響いた。
「なんで私のフィギュアが出ないんやっ!!」
「はあ・・・」
「雪女なんてフィギュアどころか胸もないのにマウスパッドにもなってるんやでっ!!」
「そんなことボクに言われても・・・」
さっきからずっと怒ってるのは花開院ゆらさん。
自分のフィギュア出ないのがとても不満だそうです。
「奴良くん真剣に考えてくれんと眼鏡割るで」
「ええ~っ」
なにかこっちにも飛び火しそうな感じなので真剣に考える事にした。
「そうだ!もっと色気を出してみたらどうかな。」
「色気って?!」
「そう。四つん這いになったポーズとかならフィギュアになれるかも・・・」
「なんでそんなことしなきゃいけないんや!普通に立ちポーズでいいやろっ!」
「そのくらいしないと胸の少ない方の雪女さんには勝てないと思うんだ!」
「その胸の少ない方の雪女って誰の事でしょうか?リクオさま・・・」
ぎくっとして後を振り返るとお茶を運んできたつららが立っていた。
「いや・・・その、胸が少ないのも貴重だって話してたんだよね。」
慌てて取り繕う。
「それに花開院さんも胸は少ないしあまり気にする事ないよ。」
精一杯フォローしたつもりで言ってみたが、
「奴良くん・・・」
「リクオさま・・・」
「二人とも怖い顔してどうしたの?」
火に油を注ぐ形になってしまうのでした。
ぱりーん(眼鏡が割れる音)
ぴきーん(氷づけになる音)
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