ある冬の日、マスターはマジシャンズ・ヴァルキリアのしおりをつくりました。

よーし、これで読書が楽しくなるぞと喜びましたが、

ヴァルキリアに見つかると怒られるような絵だったので、ばれないよう本に挟んでおくことにしました。


しかし、マスターはそのまま忘れて・・・


ヴァルキリア当人にその本を貸してしまうという失態を演じるのでした。


そして


バンっ!!


凄い剣幕でドアを開いて、ヴァルキリアさんがやってきました。



「マスターから借りた本にこんなのが挟んであったんですけど・・・」

そのヴァルキリアのイラストが描かれたしおりを見せられる。


「・・・・・!?あっ、それは、いや知らないよ、全然身に覚えがないです。」

一瞬ぎくっとしながらも、白々しく惚けてみせた。


そんなマスターにヴァルキリアは怒る風でもなく冷ややかに言い放つ。

「・・・そうですか、だったらこのしおりは捨ててしまってかまいませんね。」


「え〜っ、ダメだよ。せっかくつくったのに。」

「つくった?」

じーっと見つめてきます。


「いや、違う、あれだ。」

「あれってなんです?」



もう、正直に言って謝るしかないと思っていると

ふと、部屋のカレンダーが眼に入った。

12月・・・、そうだっ!

良い言い訳を思いついた。



「サンタさんがプレゼントとして本に挟んでくれたんだよ!」


「・・・・・なるほど、サンタさんですか。」


「うんそう、だから返して」


そんなマスターのうまくいったと安心した様子にヴァルキリアの怒りが頂点に達した。


「サンタさんがこんなエッチなものくれるわけないでしょっ!!」

「だいたいこの絵はなんなんですか!?おしり丸出しじゃないですか!!」

「あ、それはおしりとしおりをかけた粋なやつでね。」


その余計な説明が火に油を注ぐ形となった。


「そんなにおしりなしおりが欲しいならこの杖でマスターのおしりを平らにしてあげますっ!!」


「ヴァルキリアの杖ってトゲトゲしてて、危ないから人に向けちゃいけないと思うんだギャーッ!!」


おしりを叩かれる音が鈴の音のように鳴り響くのでした。


マジシャンズ・ヴァルキリア



























マジシャンズ・ヴァルキリア


今回のマジシャンズ・ヴァルキリアはおしりなしおり用イラストです。


スパッツありが表で、スパッツ無しが裏になります。


ブラック・マジシャン・ガールのおしりなしおりは限定サイトで公開中。





もどる