バレンタインの数日前
「おっぱいチョコってどうかな!?」
「な、なんですか、いきなりっ!??」
急にわけのわからないことを言い出すマスターに
ブラック・マジシャン・ガールは困惑しながら聞き返した。
まあ、マスターがわけのわからないことを言い出すのはいつものことなのだが・・・
「もうすぐバレンタインだよね。」
確認するようにマスターが言う。
「そうですね。」
「それでブラック・マジシャン・ガールが胸にチョコ塗って、おっぱいチョコ・・・」
「なに言ってるんですかぁー!!」
最後まで聞き終える前にグーパンチで会話を終えた。
バレンタイン当日
とりあえずチョコを用意したブラック・マジシャン・ガールだったが
マスターの言ったおっぱいチョコの事が頭から離れなかった。
本当にやったらマスターは喜んでくれると思うが
そんな恥ずかしい事は絶対にやりたくない。
チョコと自分の胸を眺めて
そうだ!
いい考えを思いついた。
「あのマスター・・・これチョコ・・・」
顔の前に持っているハート型のチョコを
マスターの見ている前でゆっくりと胸にのせる。
「おっぱいチョコは無理ですけど、こ、これでどうですか!?」
ただチョコを胸に乗せてるだけだが
ただそれだけでかなりエッチな感じがする。
そして真っ赤な顔で上目づかいで見られると・・・
ゴクリ・・・
マスターは震える手でブラック・マジシャン・ガールの胸の上からチョコを受け取ると
今度はなにを言ったらいいかわからない。
ブラック・マジシャン・ガールを見ると何かを期待したような目で見つめていた。
そ、そうだ
「今度はスターチップチョコってどうかな!?先端部分を隠してって・・・どうしたの?」
ブラック・マジシャン・ガールを見ると何かを抑えるように震えている。
「わたし・・・一生懸命がんばったのに・・・」
「ブラック・マジシャン・ガールさん?」
「マスターのばかあああああああああああーっ!!!」
ブラック・マジシャン・ガールの繰り出す燃え上がる拳をチョコで受け止めようとしたマスターだったが
ゴバキィッとチョコが砕けて顔面に突き刺さる。
「ぐはっ!!」
本命チョコは本命チョコでも命を狙う方のチョコがもらえたマスターでした。
限定サイトではスターチップチョコ版が見れます。
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