「なんですか?パンツァー・フォーって??」


「パンツァー・フォーって言ったら戦車前進に決まってるじゃん」


マスターがいつも通りわけのわからないことを言い始めた。


「戦車なんてどこにもないじゃないですか」


ブラック・マジシャン・ガールはいちおう話を合わせてみる。



「あるじゃん!ここに!」


そう言って、マスターはブラック・マジシャン・ガールを指差した。


「・・・・・まさかと思いますがエロ戦車とかいうんじゃないですよね!?」


「そうだけど・・・」


「そうだけどじゃないっ!!」


バキィッ!!


「ぐはっ・・・」


今回は殴られても簡単にあきらめない。

殴られてもいいようにあらかじめ顔に絆創膏を貼って前面装甲を厚くしていたのだ(効果なし)。


「うぐぐっ、ドイツのロンメル将軍はアフリカでハリボテで偽の戦車をつくったし、エロ戦車も立派な戦車なんだよ」


「そんな薀蓄はどうでもいいんです!しかも全然話つながってないし」


「わかった。この青いシュルツェン(増加装甲)もつけるから」


そう言って、懐からシュルツェン?を取り出す。


「これただのブルマじゃないですかっ!!」


「シュルツェンはアーマースカートとも言って・・・」


「だから薀蓄はいいって言ってるでしょうがっ!!!」


そしてエンディング?でとっても大きな車輪にひかそうになるマスター・・・


「ってこれ拷問車輪じゃん!!」


「戦車っぽくっていいんじゃないですか」


「よくないよ!!!」


そして、マスターは白旗をあげるのでした。


ブラック・マジシャン・ガール




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