登山道具
Last updated 2009/11/16

 私の登山道具はとにかく軽くする事が大前提。体格的に小柄ですので60L以上(通常冬季の荷物を積めると
30kg近くなる)のザックは背負うと長い時間歩けない。従ってとにかく軽くすることを前提にザックに詰める。
私流のパッキングですので人それぞれいろいろな方法を考えているのではないでしょうか。

用具 性能 私の場合
服装 シャツ 長袖で、ウールまたはポリエステル等の即乾性化繊。夏は腕まくりすればよい。前が開くものが温度調節しやすい。低山では夏場半袖でもよい。気温によって厚いもの薄いもの分ける方が汗かきにくい。今はハーフジップのシャツが人気。吸湿、速乾性があるシャツが出回っている。 市販の安物化繊のシャツ。でもこの頃はカリマーの長袖シャツを着て快適。夏はポロシャツ。冬はマイクロフリースの半ジップ製
ズボン 長ズボンが原則。動きやすい伸縮性のあるものおよび乾きやすいものが良い。現在ではプロの選手が履いているストレッチ性のフィットギアもある。伸縮性のトレッキングパンツもはやり。ジーンズは綿の為、雨にあった場合、重くなり、寒く感じるので控えた方がベター。
冬、フリースは暖かい。但し雪がつきやすいのでロングスパッツ、オーバーズボンの着用。現在は値段が高いが両脇が開くアルパインオーバーズボンもある。 
夏は薄手トレッキングパンツ。沢ではミズノの速乾吸湿伸縮性のあるパンツ。冬はミレー裏保温がついたトレッキングパンツを着用。風を通さず暖かい
防寒具 ウールセーターまたは薄いフリースの上着。厚いものより薄いものの方が便利。寒いときは雨具等重ね着をする。夏の3000m級には便利。冬にはちょっと高いがアルパインジャケットは暖かく、風、雪対策に有効。前開きは温度調節できる。中間着として薄手羽毛服が暖かく人気がある。但し羽毛服は汗かくと保温力無くなるため、行動中は使用しない場合が多い。テント内や山荘内の上着に使用。下はアルパインオーバーズボンを使用しても良い。現在ハードシェルからソフトシェルの材質に変わりつつある。 市販の使い古し安物フリース。薄くて使いよい。今回ディスカウントショップで軽量羽毛服を購入。暖かい。下界の上着にちょうど良い。
下着 夏は上は化繊のTシャツ、下は薄手の化繊パンツ。肌触り等趣味による。濡れると体温を奪うので乾きやすいものが前提。冬はウール等保温製のあるものがよい。メリノウールが入ったものが近頃に人気商品になっている。下山後の温泉を考え、換着はザックの奥にビニール袋包んでおく。 上は夏冬メッシュ状の化繊Tシャツ。下は市販のナイロン薄目のパンツ。冬場様にミズノベルグサーモを購入。
雨具 最近は汗を体外に放散する製品ゴアテックス類がある。雨の中でもべっとりせず、気持ちよい。防寒具としても使用できるセパレート型が良い。3000m級にしばしば行く人は雨が入り込みにくい防水性の高いものを選ぶ事。これは消耗品と考えよう。高価だが性能重視を選ぶか、安物を短期で交換するかは本人次第。手入れをしないと雨水が入ってくる。 安物ゴアテックス製品上下セパレート。頻繁に安物を買い換えている。高所に行く時はミレーの上下ゴアテックス製。
帽子 つばが大きく、風に飛ばされないもの。夏は空気抜けがあるもの。バンダナでも良い。冬はウールまたは保温性のあるもの。最低限でも耳が隠れるものが必要。昔は目出帽があったが吹雪時には役に立つ。
夏は市販の安物。冬期はシンサレート付き帽子。今では冬は高所帽を愛用している。風が強いときは薄手の目出帽と併用。 
靴下 ウールまたは化繊のもの。厚さは靴に合わせる。下山後の換えを準備。発熱素材のものが出てきている。現在新材料とウールを混ぜたもの履きテスト中。結構大丈夫。。 低山用に薄いウール。高山用に厚めのウール、化繊混紡製品を愛用
手袋 夏は薄い化繊。冬はウールまたは保温性の高い物。ミトン式は暖かい。冬は濡れやすいのでオーバー手袋および、換えの手袋必要。雨用にゴア手袋を持つ者もいる。冬期はインナー化繊手袋もよい。
夏はメッシュ時の薄手指先なしの手袋。冬はシンサレート付きゴアテックスナイロン手袋。アプローチ様に安物薄手手袋。
スパッツ 雨、雪の時、泥よけおよび、靴の濡れ防止に役に立つ。冬季には雪の進入を防げる。暴風、防寒対策にもなる。ゴアテック製が濡れにくい。切れかかっている時には換えのゴムひもを準備。ライトと通常があるが冬高所に行くことがある人は通常タイプをお奨め。 ICI製ゴア製ロングスパッツを使用。夏用に安物スパッツ使ったら直ぐダメになった。
ザック メインザック 通常夏テント1,2泊程度であれば40〜50Lくらいが使いやすい。雨蓋で容量が調節できるものが良い。雨蓋が着いているものが使いやすい。冬には60L以上が必要になる。現在のザックは背負うとき体にぴったりフィットできるよう調整できる構造となっている。 ミレーI製50Lものを使用。冬用にジャックウルフスキン70Lを使用。
サブザック 日帰り用に使用。30L位が使いやすい。せなかにクッションがあるもの。岩場に登るときにはメインザック奥に入れアタックザックに変わる。雨や沢登りを考えザックカバーがあると便利。 ミレー製30L雨蓋付きを使用。2本締めはしっかり安定する。日帰り用に使用。
登山靴 冬用 昔はドタ靴やプラブーツを履いていたが、厳冬期3000m以外なら軽いゴアテックス入り皮登山靴が水が浸透しないので良い。ワンタッチアイゼンを取り付けられるタイプが取り付けが簡単。皮靴にはセミワンタッチ式でないとはずれやすい。 アク革製 ゴアテックス靴。真冬時にはコフラックのプラブーツを購入した。ハイキングは化繊靴。
夏用 軽登山靴、トレッキングシューズで良い。高山、岩場歩行があればに行くのならくるぶしを保護できるタイプ。 安物トレッキングシューズ
沢用 地下足袋にわらじかウエディングシューズ。わらじの方がフリクションが効く。冷えないようにネオプレンゴムスパッツを併用すると足が冷えにくい。最近はゴム底の沢靴も出始めた。 キャラバン製ウエディングシューズ
岩用 取り付け点で履き替え。足にフィットするようにできているので登る時のみはく。アルパイン用の底が堅めのものがスタンスに立ちやすく疲れにくい。時に1日中はくので余裕のあるもの。 ホンチャン用マムースエックストリームに変更。アプローチは運動靴
携行品 水筒 容量1L程度のもの。最近はお茶用ペットボトルを併用することが多い。冬にはテルモスが暖かいコーヒーを入れると良い。最近はアミノ酸入りペットボトルを併用している。 ペットボトルを愛用。
冬はテルモス併用
ヘッドランプ 頭等に固定出来るものがよい。手はフリーにしたい。乾電池は他の電気を使用できる単3電池式が良いかも。LED球以外電球のスペア必要。替え電池は必ず携帯する。 ペツルLED球ヘッドランプに変更
地図 市販地図で良い。国土地理院の1/25000ものは専門家用か。地図に情報がたくさん入っているが少し古い。GPSを使用する者もいる。GPSを使う場合前もって位置登録しておくと良い。 市販地図。道のないところに行くときには1/25000地図を使用。 
今回GPS購入
ツェルト 非常用に1人用をザックの奥に入れておくと良い。かぶるだけで暖かい。パラシュート生地の物が主流。緊急銀シートのキットでも良いが雨に弱い。細ひも2,3mつけておくと緊急時張るときに便利。 ICI製2〜3人用ツエルト使用
救急薬品 バンドエイドと外傷用薬品。胃腸薬など内服薬。持病のある人は追加。ねんざ様にテープ。怪我用にビニール手袋、三角巾を入れておくと役に立つ。市販品もある。 左のものを入れている。
サングラス 夏は涼しさを求め、冬には雪の照り返しによる雪盲防止の為に必需品。
普通のめがねでも紫外線をカットする。スキーゴーグルを使う者もいる。
度入りUVカットめがね使用または眼鏡に取り付けられる安物サングラス。
デジカメ 登山記録に最適。時間も記録されるので経過時間を書かなくても良い。冬場はアルカリ乾電池は寒さに弱いので予備必要。リチウム電池は少しアルカリより寒さに強い。 キャノン製IXY旧式使用。望遠用にパナソニックLUMIX。
ストック 最近はやりの伸縮式が便利。登るとき下るときとも背中を曲げる事がないので疲れにくい。また下りは足の負担をやわらげてくれる。2本あると雪山に使える。ツェルトのポールにも使える。 ICI製伸縮式1本
携帯電話 現在の必需品。携帯電話が山の上でも使える。冬山の非常用に現在使われている。 ドコモが山の上では一番通話エリアが広そう。谷では使えないので尾根に出て。麓にスキー場があるところの頂上ではつながりやすい。 ドコモ携帯に更新しました。
テント泊 テント パラシュート生地で出来たものが軽い。ポールはジュラルミン製が一般。冬にはペグまたは竹柵持参。夏はゴア以外はフライシートは必要。前室付きはテント内が広く使える。 個人山行時にはダンロップを使用。
会山行時はエスパース4,5人用使用。これは軽い。
マット 共同様にアルミ箔の着いたシートが一般。個人用にザックにスペースがあればウレタンまたはエアーマットが最近流行。長さは90cmか120cmのもの使用。長いとテント内では不便。冬のテントには必需品。 アルミ箔付き薄いシートまたは
もらい物のモンベルエアーマット
シュラフ 冬には濡れ対策を兼ねシュラフカバー併用し、羽毛製または化繊製。 使用温度によって保温材内蔵量が異なる。羽毛製はコンパクトになるが、濡れると保温効果が落ちる。冬用では700フィルパワー以上で600g以上の羽毛量が必要。夏はシュラフカバーだけのものもいる。 冬は年に負け、羽毛製を買いました。とても暖かい。夏は安物シュラフ。
ストーブ 昔はコンロと言っていたが。ホワイトガソリンのコンロの燃える音が魅力。暖かさを倍加させる。現在はブタンガスを主体にしたものが予熱がいらず、簡便。個人用にも使用できるのでザックの奥に入れておく。マッチ、ライターは濡らさぬようにビニール袋に入れる。会山行時には2台持ってゆこう。故障対策および、雪溶かしに必要。 EPI製古い初期ガスストーブ
炊事用
小物
共同コッフェルは 小さいと困るので人数を配慮。
包丁、お玉、まな板、折りたたみポリタンクがあると便利な生活となる。
ベニヤ板はまな板にも使用できるし、ストーブの下に敷いて安定させることが出来る。冬はテント内が狭くなってしまうのでコッフェルをこぼす事を防げる。
雪を溶かして使うときはジョウゴ、お玉を持参すると便利。
包丁代わりビクトリノックスのおりたたみナイフを使用。まな板は20cm角ベニヤ板
食器 個人用武器。手でもって熱くない断熱のよいもの。ご飯用とおかず用2つ必要。アルミ製は取っ手が必要。不要なものは抜いてゆく。
割り箸も便利。チタン性は軽い。飲料用にマグカップを持ってゆくと便利。冬場はテルモスの蓋が使用できる。
取っ手付きアルミ製コッフェルに、100円ショップの子供用ハシセット。夏場は酒用に安物マグカップ
ローソク 遅くまで起きている人は共同装備。径が太い物が安定する。今はガスランタンもある。 家庭でも使える太物
ティッシュ これは便利品。芯はとって、ペシャンコにして小さくする。食事用ふきん、トイレ用と何にでも使える。ビニール袋に入れておく。 市販使いふるしの物
登山用具 ピッケル 現在は持つ所は金属製。昔はウッド製の為メンテナンスが必要だったが今は錆びないよう保管。長さは目的にあわせてる。縦走用は60cm以上登攀用は50cm程度か。自分の身長による。手を伸ばして床に着く程度が標準。ピック部にカラビナを通せる穴付き便利。凍った雪面に打ち込むには重みのあるものが使いよい。縦走用は長めで軽量のものが使いやすい。初心者は肩掛けバンド付きが良いかも。 シャルレ製金属シャフト55cmリストバンド付き。雪山では安全バンドにシュリンゲでつないで使っている。
アイゼン 夏の雪渓。冬の山行に使用。夏は4から6本歯程度で良いが冬は12歯出っ歯アイゼンが必要。使ってみてワンタッチアイゼンが使い良い。靴がワンタッチ用になっている物が必要。 シャルレ製12本歯ワンタッチアイゼン。夏場もこれを使用。2000m以下では6本歯使用。

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