堰堤上9:30 1人ではF1を登ることは難しい。水が多く、左壁にルートが
あるようだが、見つからない。巻き道は左側に木道ができている。
F2、その上の堰堤の下に出る踏み跡があるが下りても進む
ルートが流れの中。
少し登り、堰堤の上に出る。ここからは沢を進むがゴルジュの淵を
進むがおへそまで水に浸かる有様。スティックを突きながら深みに
注意しながら進むがスティックが流れにすごい抵抗がある。
エビラ沢なんかじゃない。こりゃあエビラ川だ。
F39:50 沢を右側に注意して渡り、F3は右壁を登る。3m程度だがこれが
また微妙なバランスを要求される。スタンスは外斜しており、
トレッキングシューズだと不利だ。残置ハーケンにシュリンゲを掛け
A0で急な流れの中にスタンスを探し、落ち口に上がる。
たった3mの滝にこの有様。まだ水が多すぎる。
この上は小さな滝の連続のように見えるが今日は川だ、何処にも
遡行ルートがない。腰まで水に浸かり、右側をへつる。
上部の堰堤10:00頃 堰堤が見える様になってもこりゃだめだ。
とても遡行できる状態ではない。今日は支尾根をつめれば
どこかの林道に出るだろうと考え、流れの右側の急な崖を登り始める。
木の根をつかみ、蒸し暑い中を登る。
作業道11:10 立派な水平な登山道に出る。地図からみると風巻きの頭への
作業道に思われる。びしょ濡れの靴下をしぼり、一休み。この
作業道は標識こそないが立派に整備されている。
鞍部12:00 風巻きの頭への登りはじめ。
ここからは雨の後もあり踏み跡がはっきりしない。20分ほど
滑る、滑る。頂上に向かって草木の中を行くと伐切された尾根に
出る。10分ほどの急登で風巻の頭50mほど離れた尾根道に出る。
風巻の頭12:30 頭の小屋のわずか上の尾根との出合には標識はない。
わずかに境界の標識と細い木に黄色いビニールひもが
しばってあるだけだ。
誰も ここに登山道があるとは思わないだろう。
例によって持ち上げた缶ビールで一杯。今日の仕事は終わった。
後は神の川に下るだけだ。12:50出発。
公園橋13:30 いつもの急な下り。神の川も川幅が広く、激流。その上濁った水だ。
いつもならここで顔を洗う所だがあきらめ。
神の川ゲート前 13:50 支沢から水が林道に流れ落ちている。
いつもならない幻の滝だ。汚れた顔を洗い、気分一新。
もうけた感じ。
エビラ出合14:30 戻ってきたら工事のおじさんたちがいない。
いたるところから水が出ているので仕事にならないので
帰ったのだろう。代わりに車でエビラ沢の水を
ポリタンクに汲みに来ている人2人。おいしいのかな。