八丁橋9:30 唐松谷出合まで車で入るつもりで来たが
10月まで工事のため通行止め。林道を一時間歩く。
唐松谷出合10:30 下の長谷谷に向かって山道を下る。吊り橋の手前で沢に降りる。
滑りやすい。靴を履き替え10:50出発。
魚止めの滝11:00大きな釜を持った8m程度の滝。滝の左右は登れない。
右壁を登れる所を探すが難しい。10mほど下り、
リッジの小枝に赤テープは着いているので、ザイルを出して登る 。
チムニーから登り始め10m程度で切る。上から見てもう
10mほど下に登れるルンゼがあった。ルンゼを登り、水平に
踏まれた草付きをトラばり、落ち口に気を遣いながら下る。
1時間程度時間を費やしてしまった。
小雲取谷14:20 渡渉をしながらどこを歩いているかわからなくなる頃、
小雲取谷の出合。流木にふさがれた滝が見える。
S字峡14:30 名前がすごいところなので核心部と思っていたが
小さい滝が3カ所出てくる。最初の2滝は連続する。
右側の淵の細かいホールドをたどる。左壁に巻くと下りに長いロープあり。
14:40 離れて小さい滝。右壁にハーケンにシュリンゲが着いて
いるがホールドは豊富。落ち口に出る。
2条8m滝15:10 遠くからわかる。水流左側を登れる。
上部はこけが生えているのでスリップに注意。
終了点15:40 8m滝を越えると終わり、水流が分岐する地点
熊穴窪出合が終了点。テントが張れる場所。右側に林道に出る踏跡がある。
大ダワ林道15:50 10分ほど戻り気味に登ってゆくと狭い大ダワ林道に出る。
沢道具を片付け、持ち上げたビールで乾杯。
唐松谷出合16:20 大ダワ林道の狭い道を下る。100m位下には
大雲取谷の水流が見える非常時には大雲取谷からどこからでも這い上がれる。
沢に下り始めた出合に戻る。
八丁橋 17:20 長い沢遡行の終わり。
登山実施 実施日(2003年7月23日) 実施者 中村、伊達
猛暑の今年。涼しさを求め、沢登りに出かけた。、大きい谷がないが遡行距離の長い沢。唐松谷出合から
長谷谷に入る最初の魚止めの滝、釜が大きく、巻くところがむずかしい。今回は右壁をザイルを出して登った。
20mほど下のルンゼが巻き道。あとは適度な水を浴びたり、腰まで使ったりして遡行。
巻き方によって懸垂が必要になる。熊穴窪の分岐のテント場で斜面を戻りぎみに登るとすぐ林道に出る。
今回は八丁橋から上10月末まで林道工事中。1時間の林道歩きが必要となる。
長谷谷魚止めの滝
今回の沢は、水流が豊富で暑いときは良い沢。
沢遡行時間は長いが、急滝が少なく、
小滝が多いのでメリハリが乏しい沢。
こけが多く、奥多摩の沢に入った感じを持たせてくれる。
初心者同行時には長谷谷魚止めの滝には、
ザイルを出すことをおすすめします。
S字峡最初の滝 右をへつり落口に出る。
2条8mの滝 水流左を登り、落ち口に出る。