2月18日(日) “老齢の被爆者にまだまだつらい日々が続くことが残念で”

 昨日 協会に30数名の被爆者が集まり、厚生労働省から着いた保険医療助成事業の、医療保険未加入者に医療費を助成する具体的内容について説明いたしました。

 また今度の裁判について3人の原告(故・向井さんは奥さま)を交え勝訴の報告を致しました。その席で多くの日本の支援の会、報道機関から送られてきた新聞記事も皆様に見ていただきました。
 今後この裁判の結果が在外の被爆者にどのように反映されるのか未だわかりませんが、先日の国会答弁の大臣の答えでは、日本は法治国家でありながら、最高裁判所で判決された結果を、大臣は重く見ていなく、これからも在外の被爆者が置かれた立場は変らず、粘り強く一つずつ日本在住被爆者と同等の権利を得るために、頑張らねばならないと決意を新たにしている所ですが、過ぎてゆく年月を思えば、老齢の被爆者にまだまだつらい日々が続くことが残念でなりません。

 昨日は養魚業者の方から頂いた15kgのアマゾンにしか生息していない古代魚のピラルクーを、刺身、焼き魚、吸い物にして、出席者全員でささやかな勝訴の昼食会を開きました。

(盆子原 国彦)

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