9月19日(月)〔@〕 “主義主張を押し通し他人を攻撃する愚かさを、移民社会ブラジルの人々は知っている”

 日本はまだ暑いのでしょうか。此方はまだ朝晩は寒く、漸く気候にもなれて仕事が出来る状態になってきました。
 日本に行くたびに帰って来て、元に戻るのがおそくなっています(年のせいかな)。
 森田会長夫妻も元気になられました。

 サンパウロ大学主催により、イビラプエイラ公園のビエナール館の会場で行われている、広島の被爆者の絵の展示会場に行ってきました。
 会場のスペースも広く、展示方法も良く、学校から団体で見学に来た高校生など、会場に入る時はガヤガヤとふざけたりしているのが、会場を出るときは神妙にそれぞれアンケートなどに自分の気持ちを書いています。
 又会場では長崎の高校生が始めた1万人の署名運動も続けられていて、この運動は燎原の火のようにブラジル全土に広がるような気がします。

 自分の気持ちに正直なブラジルの人々は平和ということをよく理解してくれています。この国は世界中から集まった移民社会で、各国の宗教、文化も、混沌として交じり合っていますから、自分の主義主張を押しとうし、他人を攻撃する愚かさをよく承知しています。

(盆子原 国彦)

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