日本-ドイツ社会科学会 第5回大会




 ドイツ語圏の社会科学との関係ということで、ある日、この学会に報告をしないかと誘われました。1993年のことでした。1994年9月 関西大学で行われた第3回大会で報告しました。内容は、調査中の逗子の市民運動についてでした。これは、1996年9月に印刷物となりました。

 第4回大会は、ドイツのコンスタンツで行われました。何やら、そのうちに早稲田大学には国際会議場があるとかなんとかで、第5回大会をやってほしいということを頼まれました。こいうのは困ったものなだなぁと思いましたが、とりあえず引き受けました。しかし、とことん努力をした甲斐もあって、開催にこぎ着けました。その時の案内などを思い出すと、まぁ、よく一人で準備ができたものだと思います。なにせ、大学院をようやく担当した、教授とは言え、ペイペイでお金のあてもなく、おまけに学生担当教務主任にもなってしまい、毎日、大きく危険な立て看板や屋上からの垂れ幕の撤去におおわらわの時でした。「偉い先生」というのは、気楽なもので、何でも頼めばやってもらえると思ってしまうのです。「偉い先生」にはならないようにしようと思いました。
 ともあれ、開催も成功。奥島早稲田大学総長も、たいへん心を打つ挨拶をしてくださいました。まさに「早稲田大学総長」だと感激をした瞬間でした。
 早稲田大学の国際会議助成金の補助を受け、会議は滞り無く進み、また懇親パーティも素晴らしいものができました。
 これが、この時の精鋭スタッフでした。お疲れ様でした。

 後日、この時のプロシーディングスとその補遺を慣行することができました。

 まだ残部がありますので、ご入り用の方は、郵送料をいただきますが、メイルでお申し込みください。