このHPのテーマは自動車の操縦安定性能です。操縦安定性能は、自動車工学の中では古典理論と言ってもよいポピュラーなものですが、ちまたでは車両評価の記述などにおいて感覚的に捉えられる傾向があるように思われます。一方専門書の類は比較的難解で取っつきにくい印象があります。
ここでは操縦安定性能について入門編の位置付けで、その基本についてなるべく理論的に、かつできるだけやさしく解説しています。操安性は幅が広く奥深いので、ここで書いたものはその一部にすぎませんが、内容は車のステア特性(アンダーステアやニュートラルステア、オーバーステア、ステア特性の定義)について、車両諸元(重量配分、ホイールベースなど)やサスペンション特性(ロール剛性、ロールステア等のアライメント変化、ロールセンター高など)と操縦安定性能との関係、タイヤ特性(コーナリングフォース及びその発生メカニズム、コーナリングパワーなど)、スタビリティファクタ等の関連指標、アンチダイブやアンチスカットなどについてです。
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