私は普段、秤どころか計量スプーンも使わない。
秤を使うのは、ケーキを作る時くらいだ。
この研究をしていて、一番困ったのが、よく料理番組で使われる「大さじ」「カップ」「グラム」などの単位に換算することだった。。(初めてレシピ本を書いている方々の苦労がわかった・・気がする)
ひょっとして、料理研究家の方も普段は目分量だけど、人に伝えるのに「これくらい」というのは不可能なので、さじやカップを使って表現するのではないかと思う。
イタリアでも、もちろん出会った方たちは皆、目分量だった。
この目分量が本当は「適量」なんではないか。
いや、そうに違いない・・(といつもの思い込み)。
しかし、料理初心者はともかく、何回も作っているうちに出来上がってくる塩加減、火加減の勘というのは、どんなレシピより頼りになる。
しかも、それは自分の好み、家族の好みにどんぴしゃり合わせることが出来るのだ。
今日の野菜は、鮮度がいいから塩は控えめにして野菜自体の甘味を味わおう、とか、旦那が風邪気味だから少し生姜や胡椒を効かせて身体を温めよう、、なんていう微調整も可能なのだ。
この研究レシピを実践してみようと思って下さるかたには、書いてある分量は目安にして頂いて、是非自分の加減(文字通り加えたり減らしたり)で試してみて欲しいとお願い致します。
ただし、ソースや炒め物をするオリーブオイルは、普段使う3倍量を目安に。。