貴女に最後の言葉を贈りたい
        私らしく
        貴女を送るための言葉を　見つけたい

        彼の人を追い続けて
        貴女の進む姿も見てきたから
        悲しく　辛かった時は
        今は良い糧として
        貴女は微笑んで語ってくれる
        温かく日溜まりのような　貴女だから
        彼の人が去った後も見守ってこれた
        そして　これからも

        彼の人が残したもの
        貴女が　残していくもの
        受け継がれる想いを信じている
        貴女が去って行く
        きっと　笑顔のままで
        だから　貴女に贈る言葉は

        ありがとう　
        それ以外　見つからない

　　　　幼い頃の　貴女を知っています
　　　　己だけを信じて　前だけを見ていた頃を

　　　　淋しさなのか　迷いなのか
　　　　不安と　喪失感を
　　　　貴女に　感じた頃があります
　　　　あれ程の脆さは…

　　　　貴女のうちに
　　　　あの人の香りを　見つけた事があります
　　　　意外な程　鮮やかな瞬間…
　　　　受け継がれ　引き渡される
　　　　確信できた真実…

　　　　貴女は
　　　　迷いの道を抜けて　自信を取り戻し
　　　　今　新しい道が…

　　　　だからこそ　自分を信じて
　　　　すべてに　目を凝らし 耳を澄ませて…

　　　　人々の想いではなく
　　　　貴女が…　どうしたいのか
　　　　今だから　問いかけて　見つけて…

　　　　君は
　　　　　　自らの前に　
　　　　　　　　　道が引かれていることを
　　　　　　　　　　　　　　知っていますか…

　　　　確実に歩む事を
　　　　　　　　　人々が望んでいる事を…

　　　　昇るべき階段を
　　　　　　　　歩んで来た事を
　　　　　　　　　　　　　　知っていますか…

　　　　今は　心になくても　許される
　　　　　　　　　　　　　　　流れのまま…
　　　　
　　　　唯　時に流されないで…
　　　　　　　　　　　　歩みを進めて…

　　　　正直に話そう
　　　　　　　　君の事　あまり知らない
　　　　だからこそ真っ直ぐに向き合おう
　　　　　　　　　　期待している事に

　　　　君は必要な人
　　　　　　大切な役者であって欲しい
　　　　華であるより
　　　　　　　それを　生かせる　存在で居て欲しい

　　　　君の事　あまり知らない
　　　　　　でも　期待している
　　　　　　　　　　　　必要な人として

     
　　メレンゲは　砂糖菓子
　　触れると壊れる
　　口に入れると  溶けて消える
　　でも　後に残る甘さ…
    
　　誰かが言った  舞台も同じ
　　砂糖菓子の夢のよう
　　
　　幕が上がると　その瞬間から　消えて行く
　　とりどりに　現れる　甘い夢
　　人と人の織りなす　ひとときの至福の瞬間

　　だからこそ　心に残る
　　甘い夢の　ひとときを…
　　今宵も…