千本通を超えた辺りに浄福寺がある。ここも大きな寺域であり、本堂には阿弥陀如来が安置されている。境内を抜けるとその向こうに智恵光院の屋根が見える。
 智恵光院さんには、小野篁(オノノタカムラ)が彫ったという六臂地蔵尊像が祀られている。

 西陣の町家が続く通りの途中に秀吉の家臣・黒田如水(官兵衛)邸址の石碑がある。ここを過ぎて北に少し上ると清明神社がある。あの映画(陰陽師)の後、観光客が増えた場所だ。 ここの祭りも見に来たことがある。
 堀川通を渡ったところに一条戻橋が今もある。伝説では、晴明の父・保名が蘆屋道満(アシヤドウマン)に殺害された場所であり、晴明が呪法を駆使して保名を蘇生させた場所である。
 故事にあやかって、出征兵士を戻橋で送る時代があった。

 油小路通の楽焼家元址に楽美術館があり、茶碗などの陶芸品が展示されている。
 新町通には創立百周年を迎えた西陣聖ヨゼフ教会がある。

 上京中学校、本田味噌本店を過ぎて、烏丸通角に和菓子の老舗・虎屋が店を構えている。ここで、この通りは終わる。
 
 歩いた距離は6.72Km、1時間44分、消費カロリーは約536CAL (NIKE+iPodの測定値)。
 平安京の頃は、一条通は東西の通りで、一番北の通りになり、これより北は洛外となる。
 この通りの西の起点は妙心寺総北門前辺りからになる。
 せっかくここまで来たので(ちょうどお昼時でもあった)、等持院駅近くの笑福亭できつねうどんを食べていくことにした。ここは京うどんの老舗なので、きざみきつねである。

 それほど広くない通りだが、西大路通りから西へは市バスも入って来る。
 西大路を渡ったところに地蔵院があり、ここは加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰り秀吉に献じた椿で有名だ(現在は2代目)。五色の花が咲くが、花ごと落ちず、色とりどりの八重の花びらがはらはら散ることから、五色八重散椿(写真1枚目)と呼ばれている。ちょうど花が散り始めていた。雨の散椿も風情があっていい。

 天神川を渡ると大将軍八神社とその前に成願寺がある。成願寺の境内を覗くと、木瓜の花がちょうど咲いていた。
 この辺りは、大将軍商店街から北野商店街へと続く京都庶民の台所である。
 一条通は妖怪ストリートとも呼ばれ、平安京の昔から道具や傘、鍋釜などが妖怪に化けて行進するという「百鬼夜行」の伝説がある。これに因んで、大将軍商店街の店先では、妖怪の人形が出迎えてくれる。
 

一条通