西洞院通は南は十条から、途中京都駅を挟んで、北は武者小路通(写真は官休庵)までの全長約5.8kmの通だ。 今回は京都駅から走り出した。
 今では、全く跡形も無くなってしまったが、明治38年から昭和36年まで、この通りを京都電気鉄道(俗にチンチン電車)が京都駅から走っていたと云う。(四条辺りから左にそれて、北野天満宮まで通っていたそうだ)
 洞院(とういん)とは、天皇が退位された後の住居を意味する。だから、その昔は、高陽院(カヤイン)、大炊院(オオイイン)、陽成院、閑院、東三条殿などが、ずらりと並んでいた時代があった。今は全くその痕跡はない。

 ルートマップ上の左側の縦の(南北)黄色い線が西洞院通だ。 まず、京都駅にオープンしたビックカメラの前からスタートして、塩小路に下京区役所があり、その西側辺りが祖母が住んでいた油小路町だ。その入り口の木津屋橋通に今でも法衣店がある。
 七条通を越えた辺りに、このBlogでも紹介したパン屋・Raukがある。小学校を過ぎて、五条通を渡ると右(東)側に大泉寺、少し行くと反対側(西)に五条天神がある。(写真1枚目)そして、もう少し上がると右(東)側に管大臣天満宮が鎮座する。
 四条通を過ぎて少し上がった辺りから道は狭くなり、車は一方通行になる。御池通の手前に宇治茶の小山園があり、その向かい側に匂い袋の店がある。自転車の速度をゆるめると風がいい香りを運んできた。

 御池を越えた辺りに御金神社の金ぴかの鳥居があり、そのときも何組かの参拝者があった。平安時代には、この辺りに「ぬえ」の住み処としてふさわしい森があったと云う。 丸太町通を渡って、少し行くと生麩の専門店の「麩嘉」があり、夏用なのか、白地におかめさんの顔が大きく描かれた暖簾が風に揺れていた。ここは麩饅頭でも有名だ。
 この通りは、北は武者小路通にある官休庵に突き当たって終わる。(写真2枚目)

西洞院通