視覚障害者のテニス
さてさて、最近おいらが一番はまっていることを書くことにしようかな!!
それはテニスだよ。 正式な呼び名は[視覚ハンディキャップテニス]といいます。その名のとおり、視覚障害者が行うテニスだよ。
どんな風にするのかって…?
簡単にいうと、音のでるスポンジボールとジュニア用の短いラケットで打ち合うショートテニスだよ!! 最近では一般のスポーツでもショートテニスとかスポンジテニスなどといったものを楽しまれてる方がいらっしゃるよね。
そのボールに音が出るものが入っていて、バウンド数を増やしたものと思っていただけると分かりやすいかな…。ただし、スコアリングはスウェーデン式(11点先取)ではなく、硬式テニスと同じように得点をつけるんだよ。
では、ごく簡単にご説明いたします。
まず、コートの広さはバトミントンコートと同じ広さで、ネットの高さはサイドで約85センチメートル、中央で約80センチメートルあります。
そして、ベースラインとセンターマークには細い紐がはり付けてあり、足や手で探ると自分がフォアサイド、あるいはバックサイドに立っているかとか、サーブを打つときの方向を確認することができるようになっています。(屋内競技になっていてラインがテープで書かれているのですが、そのテープの下に紐がはり付けてあるということです。)
ボールは直径約8センチメートルぐらいのスポンジ製のボールで、その中央にピンポン玉の中に金属の玉が三つぐらい入っているものが埋め込んであります。だから、バウンドをするたびに「ガランゴロン」と音を立てるので、目が見えなくてもボールを打つことができるってわけ…。
ラケットは22インチ(全長56センチメートル)以下を使います。4〜6歳グらいのお子さんが使われているタイプのラケットだよ。
有効バウンド数は全盲(アイマスクをかけること)で3バウンド以下、弱視で2バウンド以下となっています。
サービスは一般的なテニスと同様、それぞれにサービスゲームがあって、フォア・バック交互に行います。つまり、サーバーはそのゲームが終わるまで対角線上の相手サービスコート内にフォアサイド・バックサイドの順に打ち続けるのです。
得点のつけ方は硬式テニスと同じですが、我々の試合は4ゲーム先取・3ゲームスオールの場合、5ポイントタイブレイク法式で勝敗を争います。普通の試合では1セットのみです。
◆練習中のかずべいの動画です。カメラは、「いきます」の声を出しているかずべいのコートのみに向けられています。うっ、失敗したぞ〜♪◆
なんとなく理解していただけたかなぁ?
●詳しいルールについては、視覚ハンディキャップテニスクラブ[Loveall(ラブオール)広島]のホームページをごらんください。
おいらもこのラブオールの一院で、日曜日の練習には山口県からおしかけて行っているんだよ。
みんな練習熱心です。掲示板も設置してありますのでお気軽に覗いてみて下さいねぇ〜♪
おいらがこのテニスと出あったのが平成12年の11月ごろだったかな? そのころは月1回ぐらいしか練習できなかったんだけど、最近では月2〜4回程度練習しておりますぞ。
デモね、なかなか上達しないんだよね。運動神経が無いしね!!
いやいや、でも楽しませてもらってますぞ。なんだか漸くテニスをしているって感じになってきたよ。
はじめはねぇ、ラケットにボールがあたらなくてね…。サーブが入れば得点になるって感じだったんだよ。
まあ、おいらの場合、ダブルフォルトばっかりで相手に得点をプレゼントすることが多かったんだけどね…。
このページを見てくれたみなさんの中にも視障者でこのテニスを楽しんでいる方はいないかなぁ〜? もし、いらっしゃったら、ぜひ掲示板かメールに書き込みしてくださいな!! おいらと練習方法やプレイについて、熱く語り合いましょうよ!!
また、山口県岩国・玖西地区にお住まいの健常者の方でお手伝いやコーチをしていただける方、一緒に楽しんでいただける方、大募集中でぇす。視障者と接することが不安だとか思わず、ぜひおいらたちと遊んでくださいませんか??
ご連絡をお待ちしていまぁ〜す。
毎年、2〜3回試合に出させてもらってるんで、これからもテニスがんばりやす!!
そして、このHPの中でおいらの試合結果や出場した感想などをみなさんにご報告したいと思っています。お楽しみにね!!
※ 因みにあまり関係ございませんが、おいらの好きなテニスプレイヤーは森上亜希子さんです。2003年のウインブルドンのプレイを見て、はつらつと試合に挑んでいる彼女に感動しました。
『あっこさん、がんばれ〜♪』