平成15年春(日付不明) 床鳴り解消工事その4

 我が家を担当してくれていた造作大工のSさん、もう一人大工さん、現場監督のYさんの3名が来てくれた。

 今回は、和室の床鳴りである。和室入り口の畳の上に立つと、「ポコン」という音がする。リビングの「キュッキュッ」という音とは違うが、原因はたぶん同じだろう。おそらく金属束の調整ねじがゆるみ、高さが足りなくなっているのだと私は思っていた。

 例によってYさんは、床下に潜り、その付近の様子を見てくれた。
 しかし、今回はどうも違うようで、床板と大引または根太の間に隙間があり、そこの木がこすれて音が鳴るらしい。
 そこでSさんは畳を上げて床板の上に乗った。音がするところを見つけては釘を打ち付けた。音がするところは何カ所かあるのだが、そのすべてに釘を打ち込んでいった。これで一応床鳴りは治まった。

 しかし釘を打ち付けるというのはいかにも安易な修理法ではないか、私はそう思ったが黙っていた。※しかしホームページで暴露するなら同じですね。Yさん、Sさんすみません。m(_ _)m

 なぜかというと、実は階段のきしみ音の時も釘一本打っただけだったのだ。それで治れば良かったのだが、残念ながらほとんど効果がなかったのだ。そういう前科(?)があったので、釘修理法にはいまいち信頼がおけなかったのである。

 修理が終わり、畳を元通りにした。そのときにピアノの足が畳と畳の境目から少しずれたところにあることに気づいた大工さんが、境目の上に置いた方が強度的には丈夫だとアドバイスしてくれた。境目の部分に床を支えている木が渡っているのだそうだ。こういうことも床鳴りの原因になりうるということで、ピアノを少しずらした。

 しかし、話は戻るが釘を打ち付けただけで大丈夫なのだろうか。ちょっと不安だ。

 それと蛇足だが、今回は対応がずいぶん遅かった。和室の床鳴りを訴えたのは、去年の10月頃。それからこの日まで4ヶ月以上たっていた。
 ちょっと腹が立ったので、Yさんが我が家に来たときに
 「いくら何でも来るのが遅すぎるじゃないですか! 4ヶ月以上たっているんですよ!」
 と言ってしまった。自分では冷静に言ったつもりだが、Yさんは威圧的だと感じたのだろうか黙ってしまい、ちょっと気まずい雰囲気になってしまった。


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